犬と暮らす
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「運動不足」の犬が見せるサイン 運動が足りないときに起こる問題とは|獣医師解説
【調査】愛犬のしぐさや行動を見て、「運動不足かも」と感じることがある?
【体験談】愛犬が運動不足だと思うのは、なぜ?
家の中を走り回る、急にダッシュする
- 「一人遊びをして部屋中走りまわる」
- 「部屋の中をウロウロしている」
- 「いきなり猛ダッシュで走り回る」
- 「家の中を5分くらい走りまわっている時に感じます」
- 「夕方やたらテンション上がって、騒ぎます」
- 「いきなりスイッチが入ったように走り回るとき」
遊びの催促が増える
- 「家での遊びの要求が通常より明らかに多い時」
- 「あくびをしたり遊びの誘いが多くなります」
- 「次から次におもちゃを持ってきて、遊べの催促をする」
- 「何回もボールを持ってくるとき。寝ないでかまってちゃんになったりするとき」
太った
- 「ちょっと太り気味」
- 「太ってきた」
動作が以前よりも遅くなったり、運動時の愛犬に変化を感じる
- 「少し動いただけで、すぐに横になる。年齢もあるかもですが最近の暑さで外の散歩ができてなく、お家の中ばかりで遊ばせてるので、早く涼しくなって外の散歩を満喫させたいです」
- 「散歩する速度が遅くなった時。または部屋の中の移動も、ノロノロしてあまり歩かなくなった時」
- 「散歩の時に息切れが早い」
- 「動きが鈍い。散歩中の息があがるのが早い」
- 「少し走り回るだけで心拍数が上がっている」
吠えるようになった
- 「要求吠えが激しく感じる時」
- 「暑くてお散歩回数が減り、無駄吠えが多くなった」
- 「荒天などで散歩行けない時は、室内を走り回り、吠えます」
- 「周囲の音に敏感になり、少しの音でも反応して吠えるようになる。前足をよく舐めるようになる」
愛犬の運動不足を感じるしぐさや行動は、ほかにも!
- 「夜になっても元気いっぱい遊んで、なかなか寝る体制にならないとき」
- 「暇そうにしている」
- 「家で運動会、ごはん拒否」
- 「いたずらが増える」
- 「本気噛みではないけど噛んできたりしたときです」
- 「ケージの中で、大暴れする時」
- 「食事を残すと、運動足らないかなって感じます。しっかり運動すると、食事もすぐになくなります」
【獣医師解説】犬の運動不足のサインとは?
運動不足の犬が見せるサインと、起こりうる心身への影響は?
「犬が運動不足のとき、下記のような行動が見られることがあるでしょう。
・しきりに遊びをせがんだり、外に出たがる
・困った行動が増える(吠える、噛む、食糞、ごはんを食べないなど)
・足先を異常になめてしまったり、しっぽをぐるぐる追いかけ回してしまう
運動不足による影響としてまず考えられるのは、エネルギーが有り余ってしまうことでストレスが溜まることです。さらに、ストレスが過剰に溜まってしまうことで問題行動を起こしたり、免疫力が低下したり、さまざまな病気のリスクにもつながりうると思います」
犬の運動不足の判断基準は?
「犬が運動不足かどうかの判断基準というのは、犬種などによっても異なってきます。そのため、一概に運動不足の基準を設けるのは難しいですが、『愛犬が楽しんで歩けている散歩の時間や距離』を飼い主さんがある程度把握しておき、少なくともその分は運動できているかどうか、というのは1つの基準になるのではないでしょうか。
飼い主さんの予定的に、十分な散歩が難しい日もあるかと思います。そういう場合は、散歩に行けない分、愛犬と一緒に遊ぶようにしてあげるなど工夫をしてあげましょう。
また、運動不足のリスクの1つとして肥満があるので、体重の増減などを指標にして運動が足りているかどうか考えてみるのもよいかと思います」
運動不足のサインに似ていて、実は病気のサインのことも?
「運動不足のサインのように見えるけれど、実は病気のサインだったという場合もあります。
たとえば、どんどん体重が増えてきてしまったり、逆に筋肉が落ちてきてしまったりするのは、運動不足以外にも甲状腺機能低下症やクッシング病などのホルモンの病気の可能性もあります。これらの病気の場合、脱毛や多飲多尿などのほかの症状が見られるので、飼い主さんは気にして見てあげましょう。
運動不足なのか病気のサインなのか、見分けるのは難しいかと思います。動物病院で定期的に健診を受けたり、気になる症状があるときには早めに受診するなどして、愛犬の異変に気づいてあげましょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原 駿太朗先生)
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
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