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犬の4大感情とは? 犬にも人の喜怒哀楽のような基本的な感情がある

行動学的にも生物学的にも、犬はさまざまな感情をもつ動物だということが証明されています。今回は犬の示す感情のなかでも、とくにわかりやすく表れやすい犬の4大感情について、獣医師の増田宏司先生にお話を伺いました。

犬の「喜び」

柴の花菜ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
うれしい出来事に気持ちが高ぶる「喜び」。
犬は群れで生活していたため、喜びの感情を素直に表現し、相手に友愛を伝えるように育ってきました。そのため嬉しいときは、顔をゆるめたり、しっぽを振ったり、全身に感情が表れます。

犬の「怒り」

パピヨンのちこちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
攻撃的になり、相手に警告する「怒り」は、自分の望むことが達成されなかったり、不快感を覚えることを相手にされたりしたときに、いだく感情です。
「これ以上近づくと攻撃するぞ」と歯を見せて威嚇するなど、明確にサインを出します。

犬の「恐怖」

ママの後ろに隠れる茶豆ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
身の危険を感じ、不安な気持ちになるのが「恐怖」。
何かを怖がり不安を覚えることは、野生動物だった犬にとって必要不可欠な感情だといえるでしょう。
相手がいる場合は、衝突を避けるために、わかりやすく表現します。

犬の「安心」

眠っているムーちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「安心」は、いつもと同じ日常のなかで見られることが多く、いわばリラックスしている状態です。
信頼できるパートナーが近くにいて、知らない人や苦手な犬など、自分の身の安全を脅かす対象が周囲にいないときに抱く感情だといえるでしょう。
これら4つの感情以外にも、社会的な動物である犬は、関係性のなかで生まれる複雑な感情も持ち合わせています。分かりやすい4大感情を足がかりに、愛犬のさまざまな気持ちを理解したうえでコミュ二ケーションをとり、より親密な関係を築いてくださいね。
お話を伺った先生/増田宏司先生(獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授)
参考/「いぬのきもち」2021年11月号『もっとずっと仲よく暮らしたいから 愛犬と 以心伝心』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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