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犬にマイクロチップは必要?メリットや注意点、費用はどのくらい?

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当記事では、犬のマイクロチップについてお届け。マイクロチップの大きさ・耐久年数・装着方法といった概要やメリット、日本と海外の比較から装着費用、そして注意点について触れています。愛犬を守る術の一つとして、ぜひ検討してみてください。

愛犬が迷子になったらどうする?

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昔と比べると野良犬も少なくなり、肌感覚では殺処分される犬も減少していると思われるでしょう。確かに犬と猫の引取数は少なくなっており、環境省の発表によると平成20年の犬・猫引取数が約33万頭なのに対して、平成28年は約11万頭と1/3ほど減少しています。しかしこの約11万頭という数字は、決して少ないとは感じませんよね。

上記はあくまで「引取数」であり、平成28年にはその引取数の約半数は殺処分されています。さらに引取数11万頭の中でも約10万頭は「所有者不明」として引き取られています。つまり迷子や野良犬・猫のことですね。自然災害や思わぬ事故など、いくら飼い主さんが気をつけていたとしても、愛犬が迷子になる可能性はゼロではありません。それでは、もしものためにどのような対策をしておけば良いのでしょうか。

犬のマイクロチップとは

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犬や猫の迷子防止策として首輪に名札をつけておく手がありますが、ふとした拍子にとれてしまうこともあるでしょう。さらに首輪のない愛犬がたとえ戻ってきたとしても、汚れているなどしたら判別することは難解です。そのほかには「マイクロチップ」を埋め込む方法もあります。

マイクロチップを埋め込む方法

マイクロチップは、犬の体に直接埋め込みます。かといって大がかりな手術を必要とするわけではなく、一般的な注射針よりも少し太いチップ注入器「インジェクター」を使って体内に注入します。麻酔や鎮静剤も必要とせず、犬が感じる痛みも通常の注射器と変わらないそうです。犬や猫の場合は、首のうしろの背側頚部皮下に注射することが多く、普通はマイクロチップが移動することもないとのことです。

マイクロチップの大きさや耐久年数

犬や猫など動物の識別として埋め込むマイクロチップは、長さは8〜12mm程度、直径は2mmくらいの円筒形をしています。人差し指に乗るくらいの、とても小さな「電子タグ」です。このマイクロチップには、飼い主さんのデータを15桁の数字を使って登録することができ、「リーダー」と呼ばれている専用機を使って読み取ります。

マイクロチップの耐久年数は30年程度だと言われており、電池が必要なわけではないため、一度埋め込めば半永久的に機能してくれます。さらに一度体内に埋め込めば外に出てしまうこともなく、データを書き換えされる心配もほとんどありません。現状では、動物の個体識別の方法として一番精度が高いと言えるでしょう。

マイクロチップのメリット

マイクロチップを埋め込むメリットとしては、上述したとおり「個体識別」する方法として最も精度の高い点でしょう。もし愛犬が迷子になって施設に引き取られたとしても、飼い主さんの情報(名前、住所、連絡先など)が記録されているため、正式なルートで自宅へと返還されることが期待できます。さらに読み取るリーダーは全国の動物保護センター、動物病院、保健所などに常設されているので安心です。

なお、安全性が気になるところかと思いますが、これまでにマイクロチップの大きな障害は見つかっておらず、外部からの衝撃による破損の報告もないそうです。

海外と日本のマイクロチップ事情

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日本のマイクロチップ事情

マイクロチップの普及率はと言うと、動物園や水族館においては、ほとんどの動物に装着されていますが、一般家庭ではそこまで浸透していないのが現状です。環境省がペットの飼い主を対象に行った平成23年の調査によると、首輪および名札の装着率85.4%に対し、マイクロチップを装着していたのはわずか7.8%でした。

しかし自治体などの呼びかけの成果もあり、マイクロチップの情報を登録する「動物IDデータベースシステム」には、2018年3月時点で約170万件もの登録が確認できます。2010年末時点では約45万件ほどだったようなので、着々に装着数は伸びているといって良いでしょう。

海外のマイクロチップ事情

一方で海外では、犬のマイクロチップ装着が日本よりも浸透している国もあります。たとえばフランスやスイス、ベルギー、オーストラリアなどは、マイクロチップの装着が飼い主さんの義務として定められています。また訪日の際はマイクロチップの装着が義務付けられており、逆に他国に連れて行く際にも、マイクロチップの装着が求められる国もあります。

マイクロチップの費用は?

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マイクロチップを装着する費用は動物病院によって異なっており、一般的には数千〜一万円程度見積もっておくと良いでしょう。さらにマイクロチップへの情報登録料として、追加で千円かかります。自治体によっては費用の一部負担を行っているところもありますので、事前に調べておくのもおすすめです。

マイクロチップを使用する際の注意点

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マイクロチップを装着できる年齢は、犬は生後2週齢、猫は生後4週齢くらいからと言われています。かなりレアなケースかもしれませんが、生まれたばかりの幼犬期は、思わぬ脱出などに気をつけましょう。情報をデータベースに反映するのに約1週間程度かかるため、マイクロチップを装着したからといって油断しないようにしてくださいね。

また、マイクロチップの団体にも種類があります。ペットショップで購入してすでに装着されているとしても、念のため一度確認しておきましょう。大半の機関は「AIPO(動物ID普及推進会議)」の情報で照合することが多いのですが、稀に別の団体のマイクロチップの可能性もあるため、もし別の団体ならAIPOに変更しておくことをおすすめします。

海外では必須、日本でも普及率が増加してきているマイクロチップ。実際に環境省発表の返還・譲渡数も、平成20年の約13%から平成28年には50%まで急上昇するなど、徐々にマイクロチップ装着の成果が見えつつあります。緊急時に愛犬を守るためにもプラスになるはずなので、ぜひ前向きに検討してくださいね。

出展元/『いぬのきもち』特別編集「犬との暮らし大事典」
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/JANE
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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