犬と暮らす
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犬が見ているのはどんな世界? 犬の視力が悪いといわれる理由
「犬の視力とその見え方」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生が解説します。
犬の視力は0.2〜0.3程度だが人より広い範囲が見えている
犬は「赤」と「青」の二原色で色を識別している
人の場合は、3つの色味である「赤」「青」「緑」の三原色を識別できるといわれていますが、犬の場合では「赤」と「青」だけの二原色を識別できるといわれています。
このことから、絵の具で混ぜることができる組み合わせが減ってしまうように、犬は表現できる色の種類が少ないために、人とは異なった色の感じ方をしていると考えられています。
犬は動体視力に優れた動物
犬の場合、視力は悪くても動体視力は優れているといわれています。
つまり、犬は細かなものや遠くのものを見るような力は弱いけれど、自分の狩りのできる範囲で獲物(動くもの)を捉えやすく進化したのだと考えることができるでしょう。
愛犬の目が見えにくくなったと感じたときに飼い主ができること
「愛犬の視力が衰えてきたかもしれない」と感じたときや愛犬の目に気になる変化があれば、遠慮せずにかかりつけの獣医師に相談するとよいでしょう。
愛犬との暮らしの参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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