1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. しぐさ・生態
  4. 犬が見ているのはどんな世界? 犬の視力が悪いといわれる理由

犬と暮らす

UP DATE

犬が見ているのはどんな世界? 犬の視力が悪いといわれる理由

犬は視力が悪いといわれることがありますが、犬が見ているのはどのような世界なのでしょうか。

「犬の視力とその見え方」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生が解説します。

犬の視力は0.2〜0.3程度だが人より広い範囲が見えている

犬が見ているのはどんな世界? 犬の視力が悪いといわれる理由 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬のモノの見え方は、視力でいうと0.2〜0.3程度ですが、見えている範囲は人よりも広く(※犬種にもよります)、真横より後ろの範囲までが見えているといわれています。

犬は「赤」と「青」の二原色で色を識別している

柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
次は、色の識別についてみていきましょう。

人の場合は、3つの色味である「赤」「青」「緑」の三原色を識別できるといわれていますが、犬の場合では「赤」と「青」だけの二原色を識別できるといわれています。

このことから、絵の具で混ぜることができる組み合わせが減ってしまうように、犬は表現できる色の種類が少ないために、人とは異なった色の感じ方をしていると考えられています。

犬は動体視力に優れた動物

犬が見ているのはどんな世界? 犬の視力が悪いといわれる理由 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ここで、「視力が悪いといわれる犬がボールやフリスビーを上手にキャッチできるのはなぜだろう? 」 という疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

犬の場合、視力は悪くても動体視力は優れているといわれています。

つまり、犬は細かなものや遠くのものを見るような力は弱いけれど、自分の狩りのできる範囲で獲物(動くもの)を捉えやすく進化したのだと考えることができるでしょう。

愛犬の目が見えにくくなったと感じたときに飼い主ができること

ヨークシャー・テリア
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の目の病気のなかには原因がいまだにはっきりせず、特定の予防法がないものも多いです。それでも発症初期であれば対応したり、コントロールしていくことを考えることのできる病気もたくさんあります。

「愛犬の視力が衰えてきたかもしれない」と感じたときや愛犬の目に気になる変化があれば、遠慮せずにかかりつけの獣医師に相談するとよいでしょう。

愛犬との暮らしの参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る