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犬の「あご乗せ」からわかる心理は? 「物」に対してと「人」に対してで意味合いに違いも|獣医師解説

大きくなってもやっていることは同じ?
あご乗せするらいちゃん
生後2カ月頃、家に迎えたばかりの頃のらいちゃん
@temotemorai
今回紹介するのは、Instagramユーザー@temotemoraiさんの愛犬・らいちゃん(秋田犬/取材当時、生後10カ月)。こちらの写真は、子犬のらいちゃんを家族に迎えて、ちょうど1週間が経った頃に撮ったもの。

当時生後2カ月のらいちゃん。座椅子に「あご乗せ」をしてまったりとくつろぐ様子が、なんとも愛らしいですよね。飼い主さんの家でリラックスしている様子が伝わってきます。

飼い主さんご家族のもとでぐんぐんと成長中のらいちゃんですが…約7カ月後にも「可愛らしい姿」を見せていました!

成長しても、くつろぎ方が一緒?

あご乗せするらいちゃん
生後9カ月頃のらいちゃん
@temotemorai
なんと、先程の写真と同じようなポーズで座椅子でくつろいでいたんです。このときは、ちょうどごはんを食べたあとだったようで、らいちゃんは眠たそうな様子だったのだとか。

体の大きさは違いますが、くつろいでいるときの顔は小さい頃と同じですね。
あご乗せするらいちゃん
ちらっ
@temotemorai
微笑ましい成長を見せているらいちゃんについて、飼い主さんに詳しくお話を聞きました。

らいちゃんの成長を振り返る

仲良しな3頭
(写真手前)姉犬・ももちゃん (写真上、左から)兄犬・ててくん、らいちゃん
@temotemorai
冒頭の1枚目の写真は、だんだん家にも慣れて来た頃に見られた姿だったそう。飼い主さんは、当時のことをこのように振り返ります。
飼い主さん:
「らいちゃんは先住犬・ももちゃんと走り回って遊んでいたかと思うと、ふと電池が切れたかのように疲れて寝てしまっていました。あご乗せをしたあの『充電中』の姿勢が、なんとも可愛らしいなと思っていました」
また、この頃は先住犬・ててくんが、ようやくらいちゃんを受け入れ始めた頃でもあったそうで、飼い主さんはとても印象に残っていると話していました。

【獣医師解説】犬が「あご乗せ」する心理

あご乗せするらいちゃん
@temotemorai
成長しても、同じポーズであご乗せしていたらいちゃん。犬があご乗せする心理について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
岡本先生:
「今回紹介したらいちゃんの様子を見ると、あご乗せすることでリラックスしたり、落ち着いたりしているものと思われます。

みなさんの愛犬もあご乗せをしてくることがあるかもしれませんが、犬があごを乗せてくるとき、物に対してと人に対してで、意味合いが変わってくることがあります。

たとえば、犬が机やベッドなどに対してあご乗せしている場合は、『その体勢だと気持ちいい』『ラクな体勢だから』といった心理が考えられます。

また、犬が人に対してあご乗せをしているときは、飼い主さんなどの信頼できる相手に対してリラックスしているときや、甘えたいときにするしぐさだと思われます。愛犬が飼い主さんの足などにあごを乗せてくる場合も、リラックスや甘えの感情からくるしぐさだと考えられるでしょう」
写真提供・取材協力/Instagram(@temotemoraiさん)
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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