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玄関に15分前からスタンバイする健気さにキュン! 飼い主さんの帰宅を待つ犬の心理|獣医師解説
この日、3匹はお父さんが帰ってくる15分ほど前から玄関でスタンバイしていたのだとか。なんて健気なんだ…。
当時の様子は? 飼い主さんに話を聞いた
飼い主さんは動画を撮影していて、こんなことを思ったそうです。
「我が家ではおなじみの光景ですが、この日は猫のすずちゃんも玄関でスタンバイしていて、ちょっと珍しかったんです。私が『まだ』と言ったときの犬の反応や、そそくさと部屋に戻る猫の聞き分けの良さがおもしろかったですね(笑)」
【獣医師解説】飼い主さんの帰宅を待つ犬の心理
「愛犬が玄関で外出中の飼い主さんを待っているときには、次のような心理が考えられます。
・飼い主さんに少しでも早く会いたい
・もうすぐ家に帰ってくるから嬉しい
・帰ってきたら遊んでほしい
・帰ってきたら一緒に散歩に行きたい
・玄関で待っていたから、いっぱい褒めてほしい
また、今回紹介したコたちは『帰宅予定時間よりも少し早く玄関に向かった』とのことですが、犬は普段のルーティンや自宅にいる飼い主さんの様子・行動から、飼い主さんの帰宅を察知することができます。おおよその帰宅時間を学習し、期待感から待ち構えているのでしょう」
分離不安症の犬は注意が必要なケースも
「玄関で飼い主さんの帰りをずっと待っている犬のなかには、『お留守番に慣れていないコ』や『分離不安症の傾向があるコ』などもいます。
分離不安症の傾向がある犬であれば、『ひとときでも飼い主さんと離れたくない』という気持ちが強すぎるために、問題を起こしてしまうことも。愛犬の様子を見て『おかしいな』と感じられたときは、動物病院に相談するとよいでしょう」
2頭の健気なエピソードはほかにも!
たとえば、飼い主さんが2頭と朝の散歩をしていたときのこと。その横を会社に向かうお父さんが車で通り過ぎると、2頭は追いかけようとしたり、座り込んで動かなくなることがあるのだとか。
ほかにも、思わずほっこりするエピソードを話してくれました。
「夫が先に寝ていて私がまだ家事や用事をしていると、茶々は夫と一緒に寝室に行きますが、蘭丸は私の用事が終わるまで絶対に近くで待ってくれます。本当に健気ですね」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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