1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 雑学・豆知識
  4. 数々の病気を乗り越え、全盲になっても家族との旅行を楽しむハッピーちゃん

犬と暮らす

UP DATE

数々の病気を乗り越え、全盲になっても家族との旅行を楽しむハッピーちゃん

この特集では、難病や障がいをもった愛犬とその飼い主さんの、闘病や暮らしの様子をレポートします。

今回ご紹介するのは、数々の病気を乗り越え、全盲になった現在も家族との旅行を楽しむゴールデン・レトリーバーのハッピーちゃんのお話です。

最初にかかった病気は若年性白内障

ハッピーちゃん(メス・11才/30.0㎏/ゴールデン・レトリーバー/穏やかでやさしい)
ハッピーちゃん(メス・11才/30.0㎏/ゴールデン・レトリーバー/穏やかでやさしい)
千葉県でSさんご家族と暮らすハッピーちゃん。1才4カ月で若年性白内障を発症し、その後、肥満細胞腫、多発性関節炎、前十字靭帯断裂など、数々の病気に見舞われてきました。それでも、どの病気にも負けることなく11才になった今、全盲でありながらも元気に家族との旅行を楽しんでいます。
 
Sさんご夫妻が、ハッピーちゃんを迎えたのは2011年の秋でした。
「息子2人がある程度成長したら、大型犬と暮らしたいとずっと思っていました。それで家族全員でブリーダーさんのところに行き、生後間もないゴールデン・レトリーバーのハッピーに出会ったんです。会ってすぐに、次男の腕の中にもぐりこんできたハッピーを見て、思わず縁を感じて『このコだ!』って決めました(笑)」とSさん。
Sさん家に迎えられた生後2カ月のハッピーちゃん(写真提供/Sさん)
Sさん家に迎えられた生後2カ月のハッピーちゃん(写真提供/Sさん)
Sさん家の一員となったハッピーちゃんは、家族全員の愛情を一身に受けて育ちました。そんななか、最初の異変が起こったのは、1才4カ月になったころ。片目に白い膜が生じたため、眼科専門の動物病院に連れていくと『若年性白内障』との診断でした。

「若年性の白内障は進行が早く、両目ともに失明するおそれがあると言われ、人工レンズを移植する手術を受けることにしました」とSさん。
 
手術は無事に成功し、ハッピーちゃんは視力を取り戻すことができました。そして、キャンプなどのアウトドアが大好きなSさん家族は、休みの日には必ずハッピーちゃんを連れて山や海に行ったそう。
アウトドアが大好きなSさん一家は、ハッピーちゃんとキャンプによく行きます。全盲になったあとも、自然の香りを満喫して、うれしさを全身で表してくれるそう
アウトドアが大好きなSさん一家は、ハッピーちゃんとキャンプによく行きます。全盲になったあとも、自然の香りを満喫して、うれしさを全身で表してくれるそう
次回は、次々にハッピーちゃんを襲う闘病生活をレポートします。
※掲載の情報は「いぬのきもち」2023年1月号発売時のものです。
出典/「いぬのきもち」2023年1月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
取材協力/ミズノ動物クリニック
写真/田尻光久
取材・文/袴 もな
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る