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犬の緊張が高まる? 犬が苦手に感じやすい6つの環境とは

犬にもそれぞれに性格や個性があって、得意なこともあれば苦手なこともあります。では、犬はどのような環境で「嫌だな」「苦手だな」と感じやすいのでしょうか。

「犬が苦手に感じやすい環境」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬が苦手に感じやすい6つの環境

犬の緊張が高まる? 犬が苦手に感じやすい6つの環境とは いぬのきもち
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まず最初に、犬が苦手に感じたり嫌がりやすい環境を6つピックアップしました。

①初めて行く場所

犬は初めて訪れる場所を嫌がりやすいといわれています。

初めての場所は犬にとって知らない場所であることから、警戒心の強いコであるほど緊張が高まりやすいです。

②知らない人や動物が多い場所

知らない人や動物が多い場所を苦手なコも多く、犬の緊張が高まりやすくなります。

③車の車内

車での移動は振動や車内の音が苦手であったり、慣れていない場合に犬の緊張感が高まりやすく、車に乗ることを嫌がるコも多いです。

④飼い主と離れる環境

飼い主と離れる環境も犬が苦手に感じやすい場所といえます。

たとえば、動物病院は、治療や検査の際に保定をされたり痛みがあったり、入院をした記憶などのマイナスイメージから苦手な犬が多いです。

ほかにも、トリミングサロンでは、飼い主さんがいなくなる不安感やトリマーへの緊張から犬が苦手に感じやすくなります。

⑤歩きにくい場所

犬のなかには、排水溝やマンホールの上などの歩きにくい場所を嫌がる犬もいます。

これは、犬の視力が良くないことからマンホールが大きな穴の空いた場所に見えたり、足裏で踏んだ感触が苦手なことなどから歩きたがらない場合が考えられます。

⑥大きな音がする場所

犬は可聴域が人よりも広く、人には聞こえない音も聞き取れる聴力に優れた動物です。

このため、犬はトンネルや地下道路、工事現場、電車の通過音、お祭りなどのイベント、雷、花火、学校のチャイムなどの大きな音が聞こえる場所で不安を感じやすいといわれています。

また大きな音は、体に響く音の振動の不快感などから苦手に感じる犬が多いです。

犬が苦手な環境で嫌がる仕草をみせた場合の対処法

犬の緊張が高まる? 犬が苦手に感じやすい6つの環境とは いぬのきもち
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愛犬が苦手な環境で嫌がる仕草をみせた場合は、まずその場から離れましょう。

愛犬の苦手な場所を克服したい場合は、慣れるまで短い時間で繰り返しその場所を訪れ、慣れてきたらおやつを与えるなど、苦手な環境でのよい思い出を積極的に作ってあげるとよいでしょう。

また、苦手な音を克服したい場合は、苦手となっている音を録音しておき、普段から小さな音量で流すようにして徐々に慣らしていく方法があります。

愛犬の性格や苦手なことが何かを理解できると愛犬との心の距離がより近くなりますが、嫌がっているコに無理に克服させようとしないなど緊張を高めないような配慮も必要ですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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