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犬の健康診断前の絶食はなぜ必要? 検査前にごはんを抜く理由

愛犬の健康診断やエコーなどの検査を行う予定があるときに、獣医師から「当日はゴハンを食べないで来てください。」と絶食の指示が出ることがあります。

このとき、何時間前なら愛犬に食べ物を与えてもよいのか、水は飲ませても大丈夫なのかなど、さまざまな疑問を感じる飼い主さんもいるようです。

そもそも、なぜ検査当日に愛犬のゴハンを抜く必要があるのでしょうか。

「愛犬の健康診断前に絶食をさせる理由」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬の健康診断や検査で絶食が必要な理由

犬の健康診断前の絶食はなぜ必要? 検査前にごはんを抜く理由 いぬのきもち
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犬の健康診断や何らかの検査が行われる予定がある場合、獣医師から
「当日は朝ゴハンを食べさせないで来てください。」
「前日の〇時以降は食べ物を与えないでください」
といった絶食の指示が出ることがあります。

では、なぜ検査前に絶食を行うのか、その理由についてみていきましょう。

理由①お腹に食べ物があると評価しにくくなるから

エコーやレントゲン検査を行う際にお腹の中に食べ物があると画像の評価がしにくくなってしまうため、検査の前に絶食を行います。

理由②血液検査の結果に影響が出てしまう可能性があるから

血液検査を行う際に食事をすることによって血液検査の結果に影響が出てしまう可能性もあるため、検査の前に絶食の指示が出ることがあります。

検査前は絶水の指示が出ていなければ水を与えても大丈夫

犬の健康診断前の絶食はなぜ必要? 検査前にごはんを抜く理由 いぬのきもち
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獣医師から検査当日に絶食の指示が出たときに「水はあげても大丈夫? 」という疑問を持たれる飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

「ゴハンを抜きで動物病院に来てください」といわれた場合、当日は水を与えても大丈夫です。ただし、麻酔を使用する場合など検査の種類によっては絶水の指示が出る場合もあるので、必ず獣医師の指示に従ってください。

検査前は8〜12時間の絶食が行われる

犬のお腹の中に何もない状態で検査を行うためには、最低8時間、可能であれば12時間の絶食が推奨されます。

もし、愛犬が絶食をするとお腹が空いて空腹時嘔吐が出てしまうコは事前に獣医師に相談してください。

検査当日、愛犬に間違えて食べ物を与えてしまった場合の対応

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もし、検査の当日に間違って愛犬に食事やおやつなどの食べ物を与えてしまった場合は、動物病院に連絡をするか担当の獣医師に伝えてください。

この場合、そのコが食べた量と内容にもよりますが、検査を別日にするか、健康診断の時間を遅らせることになることも考えられます。

愛犬の健康診断や検査前に注意しておくこと

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犬の健康診断前は獣医師の指示に従う以外は特に注意しておくことはありませんが、いつも通りの生活を送ったほうが結果の評価がしやすいため、普段の食事やおやつの内容を大きく変えたりしないようにするとよいでしょう。

検査項目や病状などによっても状況は変わると思いますが、愛犬の検査をしっかり行うために検査当日の絶食が行われています。参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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