犬と暮らす
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愛犬は病院が苦手? 怖がる原因と対策を専門家に聞いた
愛犬が病院を「怖がる」と答えた飼い主さんは4割
どんなふうに怖がる?
・「病院に行くときはわかるみたいで、その場で動かなくなり、息も早くなり、ヨダレが止まらなくなります。小さいときのトラウマがあるようです」
・「キャリーの中で不安そうにしています。診察台ではブルブル震えてかわいそうですが、帰りはうってかわってのん気にくつろいでいます」
・「病院に行くこと自体は怖がりませんが、診察台の上ではバタバタと暴れます。耳の診察などは触る前から鳴き叫び、本気は出さないものの歯をむき出しにして威嚇。でも最終的には、マズルカバーがなくても見せてくれます」
・「車には喜んで乗っていくのに、病院のドアを開けて受付をした途端『はっ! ここは!』と気づき、入ってきたドアをUターンして戻ろうとします」
・「診察の番がきて、名前を呼ばれた瞬間から踏ん張って動かなくなります」
・「病院が近くなると回れ右をして帰ろうとしたり、動かなくなったり。抱っこして病院に入り、呼ばれるまでずっと抱っこしています」
・「病院には電話予約してから行くのですが、その時点で察してクレートに逃げます」
【獣医師が解説】どうして病院を怖がるの?
――犬が病院を怖がる原因はなんでしょうか?
原先生:
「検査やワクチンでチクッと針を刺すなど、病院ではどうしても痛みと感じることが多いですよね。そんな経験と場所とが頭の中で結びついてしまい、『病院=怖い場所』と感じるのではないかと考えられます」
――スムーズに受診するために、出かける前や院内での待ち時間にできる対策はありますか?
原先生:
「病院以外の目的地に着く経験を増やし、『車に乗る・キャリーに入る=病院』という考えが定着しづらくなるとよいかもしれません。病院の待ち時間に余裕があるときは、少し外に出てみてもよいかと思います」
取材・文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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