犬と暮らす
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愛犬の病気がきっかけで動物看護士に。前向きに介護に取り組むAさんご夫妻に聞いた
今回ご紹介するのは、膝蓋骨脱臼、肥満細胞腫、膿皮症に心臓病と、相次ぐ病気にも負けずに暮らす、楽太郎くんのお話です。
愛犬の病気がきっかけで動物看護士を目指すことに
「動物医療の知識をつけて、現場で働くことになってから、楽太郎の微妙な体調の変化などにもすぐに気がつけるようになりました」。
現在、楽太郎くんは僧帽弁閉鎖不全症によるセキが悪化してきているとのことで、日ごろのケアをさらにこまめに行う必要があるとのこと。たとえば、室温と湿度を常に一定に保つよう、一年中エアコンと加湿器はつけておく。セキはとくに早朝がひどくなるので、その際は酸素吸入器を当てるなど、状況に応じたケアをしているそうです。
「前向きにがんばる楽太郎は私たちの誇りです」
「正直、これだけ多くの病気をもつ愛犬の介護やケアは大変ですし、くじけそうなときもありました。でも、いちばんがんばってきたのは楽太郎だから、マイナスな感情を顔に出すことだけはやめようって夫婦で決めました」と話すTさんは、2022年に国家資格となった「愛玩動物看護師」を目指して勉強中。「将来は自分の経験を生かして、犬の病気や介護で悩む飼い主さんも助けていければ」とも語ってくれました。
取材協力/市川動物病院
写真/尾﨑たまき
写真提供/Aさんご夫妻
取材・文/袴 もな
※掲載の情報は「いぬのきもち」2023年9月号発売時のものです。
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