犬と暮らす
UP DATE
犬の老化の兆候は?老いた愛犬の行動と心の変化、受け止め方を獣医師に聞いた
老化の兆候は? 愛犬におとずれる行動と心の変化
白山先生:
「犬は老化が始まると散歩で歩く速度が遅くなったり、寝ているか休んでいる時間が増えたりします。また、音や動くものへの反応も鈍くなるでしょう。新しいものへの好奇心が薄れて、落ち着きもでてきます」
犬自身も変化を感じるが、受け入れていることが多い
白山先生:
「犬の性格や体力にもよりますが、自分の体の変化を受け入れて過ごすことが多いでしょう。ワクワク、ドキドキすることよりも、のんびり穏やかに過ごすことを好むようになるケースが多いように見受けられます。
寝ていたり、かまってほしくなかったりする時間も増えてきますが、基本的には飼い主さんを信頼する気持ちは変わらないでしょう」
飼い主さんも今までどおり接してあげればいい
白山先生:
「日々の生活が愛犬にとって快適であるように、環境を整えてあげるとよいでしょう。そして愛犬の様子をよく観察して、生活リズムを乱さないように食事管理や適度な散歩を心がけましょう。今までどおりに話しかけたり、無理のない範囲で一緒に遊んだりしてコミュニケーションもとってあげてくださいね」
老化の予防には適度な運動と刺激が大切
白山先生:
「無理は禁物ですが、体力や筋力の衰えは老化を加速させてしまいます。愛犬に無理のない範囲でお散歩や運動を取り入れて、体力や筋力の維持をはかりましょう。また、犬にとって嗅覚への刺激は脳を活性化させ、認知症などの進行を遅らせることが期待できます。積極的にニオイ嗅ぎなどをさせてあげてください。
ほかには、食事の管理や健康診断などによる健康管理を欠かさないこと。気になることがある場合は動物病院へ相談するなどして、日頃のケアをしっかりと行ってあげましょう」
取材・文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE