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犬が飼い主さんに見せる「幸せサイン」を見逃さないために|獣医師解説

犬が暮らしの中で幸せや喜びを感じているときに、その気持ちをしぐさや行動で飼い主さんに示していることがあるようです。

この記事では「犬が見せる幸せサイン」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬が見せる幸せサインとは?

笑顔の犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が幸せな気持ちを感じているときには、しぐさや行動でその気持ちを表現していることがあります。たとえば、下記のようなサインです。
・飼い主さんにくっついてくつろいでいる
・目を細めて耳を後ろに倒し口角が上がり、笑顔のように見える
・おなかを上にして寝転がる
・前足を伸ばして、頭を低くしながらおしりを上げる
・食後や遊んだ後にため息をする
・目を細めながらリラックスして、人やおもちゃをなめている
・相手の口をなめる
犬にも個性があるため、このほかにもさまざまなしぐさや行動で幸せサインを示しているかと思います。日々の暮らしの中で、愛犬の幸せサインに気づいてあげましょう。

犬が見せる幸せサインの中には、注意が必要なものも

上述の犬が見せる幸せサインの中には、状況によっては異変のサインの場合も。たとえば、あまりにもなめる動作が目立つ場合には、悪心からの行動の可能性があるので注意が必要です。

また、散歩前などに嬉しさや期待が高まると子犬のようにクンクン鳴くことがあるかと思います。幸せサインのこともあるでしょうが、不安そうにウロウロしていたり、飼い主さんのそばでずっとクンクン鳴いている場合は、痛みや体の不調を不安に感じているサインだという可能性も考えられます。

愛犬の様子をよく見てあげて、気になる場合は動物病院を受診しましょう。

犬が幸せを感じるのは、どんなとき?

笑顔の柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は、日常のさまざまな瞬間で幸せを感じていると思います。大切なことは、愛犬と飼い主さんが良好な信頼関係を築くことでしょう。犬は信頼できる飼い主さんと一緒にいることに幸せや喜びを感じます。

飼い主さんと一緒に散歩に行ったり、たくさん遊んだり、優しくなでてもらうなどのスキンシップをしてもらうことも大好きです。一日の中で、愛犬とのそうした時間を積極的につくってあげましょう。

犬が悲しみを感じているときに見せるサインとは?

しょんぼり顔のトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬にも幸せや喜びの感情があるように、悲しみを感じることもあります。たとえば、犬は仲間の犬を失ったりするなどの喪失感が、悲しみという感情につながるといわれています。

犬が悲しみを感じているときには、下記のような変化が見られることがあります。
・食欲が落ちる
・元気がなくなる
・睡眠時間が長くなる
・無気力になる
獣医師が診察のうえで病気ではないとわかり、愛犬が精神的に弱っている可能性がある場合には、飼い主さんがケアをしてあげましょう。

たとえば、愛犬と積極的にスキンシップをとったり、優しく声をかけることを意識したほうがよいかと思います。散歩やおやつなど、愛犬の「好きなこと」の時間を増やしてあげるのもよいでしょう。

また、気持ちがリラックスできるようサポートするサプリメントを取り入れるなどの方法もありますので、かかりつけの動物病院に相談してみてください。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/柴田おまめ
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
※記事の内容は2025年3月時点の情報です。
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