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「マテ」をマスターしたはずなのに、「ご褒美のフードがないと待てない」子犬 行動からわかる心理は?

ご褒美のフードがあるかないかは、犬のモチベーションにも大きく関わる…?
マテの特訓をするはなまるくん
@hanamarudacorgi
Instagramユーザー@hanamarudacorgiさんの愛犬・はなまるくん(取材当時5カ月/コーギー)。この動画が撮影されたのは、はなまるくんが生後3カ月の頃。トイレトレーニングが終わり、飼い主さんと一緒に遊んでいる途中だったそうです。
マテの特訓をするはなまるくん
@hanamarudacorgi
この頃のはなまるくんは、飼い主さんがフードを持って「マテ、よし」のコマンドを出すと指示に従ってくれていたそう。

そのため、「フードがなくても指示を聞いてくれるかな?」と思った飼い主さんは、何も持たない状態で「マテ」と言ってみることに。すると、はなまるくんが口元をにこっとさせたかと思った、次の瞬間…
マテの特訓をするはなまるくん
@hanamarudacorgi
飼い主さんのもとに飛びついてきたのでした。指示は聞いてくれなかったとしても、笑顔で無邪気に寄ってくる姿には心を鷲掴みにされますね!

「遊んで!」という気持ちで飛びついてきた

柵に前足をかけ笑顔のはなまるくん
写真提供/@hanamarudacorgi
当時のはなまるくんの様子について飼い主さんにお話を聞くと、次のように振り返ります。
飼い主さん:
「飛びついてきてくれて、率直にかわいいなと思いました。本人は遊んでいる途中でテンションも高かった状態で、フードなしで声をかけられて一瞬戸惑ったのかもしれません。そのあと、『遊んでくれ!』という気持ちで飛び込んできたんじゃないかなと思います」

生後5カ月になったはなまるくん フードなしでマテはできるようになった?

口元をぺろっとなめるはなまるくん
写真提供/@hanamarudacorgi
そんなはなまるくんも、現在は生後5カ月に(取材時)。フードの有無に関わらず、ほとんどの状況で「オスワリ」「マテ」はできるようになったのだとか。

一方で、ここ数週間で“反抗期”のようなものが訪れているようで、今までできていた「ハウス」も何度か伝えないと行かなくなったり、散歩をストライキするようになったといいます。

そのことについて、飼い主さんは次のように話しています。
飼い主さん:
「健康には問題ないようですので、粘り強く向き合っていこうと思います。無視されてもめげないぜ、はなまる!」

【獣医師解説】ご褒美のフードがないとマテができない犬の心理

笑顔のはなまるくん
写真提供/@hanamarudacorgi
生後3カ月の頃のはなまるくんはマテができるようになっていたそうですが、ご褒美のフードなしで指示を出したところ、飼い主さんのもとに飛びついてきたそうです。犬のこの行動から、どのようなことがわかるのでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
岡本先生:
「生後3カ月の頃のはなまるくんは、『マテ』というコマンドを『待つこと+おやつ(ご褒美のフード)』とセットで学習している段階だったため、コマンドを正確に認識できなかった可能性が考えられます。

このような行動は、おやつなどのご褒美があるときにコマンドに従いたいコや、コマンドの学習途中のコに多く見られるでしょう。

その後ですが、はなまるくんは生後5カ月になると、ご褒美の有無に関わらずほとんどの状況で『オスワリ』と『マテ』ができるようになったとのことでしたね。おそらく、はなまるくんはコマンドを学習し、習慣化して身につけたのでしょう。

また、オスワリやマテが飼い主さんとのコミュニケーションの一環になっているのだと思われます」
写真提供・取材協力/@hanamarudacorgiさん/Instagram
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文・構成/雨宮カイ
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