犬と暮らす
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「マテ」をマスターしたはずなのに、「ご褒美のフードがないと待てない」子犬 行動からわかる心理は?
そのため、「フードがなくても指示を聞いてくれるかな?」と思った飼い主さんは、何も持たない状態で「マテ」と言ってみることに。すると、はなまるくんが口元をにこっとさせたかと思った、次の瞬間…
「遊んで!」という気持ちで飛びついてきた
「飛びついてきてくれて、率直にかわいいなと思いました。本人は遊んでいる途中でテンションも高かった状態で、フードなしで声をかけられて一瞬戸惑ったのかもしれません。そのあと、『遊んでくれ!』という気持ちで飛び込んできたんじゃないかなと思います」
生後5カ月になったはなまるくん フードなしでマテはできるようになった?
一方で、ここ数週間で“反抗期”のようなものが訪れているようで、今までできていた「ハウス」も何度か伝えないと行かなくなったり、散歩をストライキするようになったといいます。
そのことについて、飼い主さんは次のように話しています。
「健康には問題ないようですので、粘り強く向き合っていこうと思います。無視されてもめげないぜ、はなまる!」
【獣医師解説】ご褒美のフードがないとマテができない犬の心理
いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
「生後3カ月の頃のはなまるくんは、『マテ』というコマンドを『待つこと+おやつ(ご褒美のフード)』とセットで学習している段階だったため、コマンドを正確に認識できなかった可能性が考えられます。
このような行動は、おやつなどのご褒美があるときにコマンドに従いたいコや、コマンドの学習途中のコに多く見られるでしょう。
その後ですが、はなまるくんは生後5カ月になると、ご褒美の有無に関わらずほとんどの状況で『オスワリ』と『マテ』ができるようになったとのことでしたね。おそらく、はなまるくんはコマンドを学習し、習慣化して身につけたのでしょう。
また、オスワリやマテが飼い主さんとのコミュニケーションの一環になっているのだと思われます」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文・構成/雨宮カイ
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