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「人見知り」する犬を調査!知らない人に会ったときの反応を獣医師が解説
今回は、飼い主さんから寄せられた愛犬の人見知りエピソードをご紹介するとともに、人見知りをする犬への適切な対応などについて、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に教えていただきます。
人見知りをする犬の割合は約5割!

そこで、知らない人に出会ったときに愛犬がどのような反応をするのか、具体的なエピソードも聞いてみました。回答の一部をご紹介します。
「吠える」「おとなしくなる」という声が多く聞かれた
- 「固まってしまう。近づいてくると逃げようとする」
- 「うなる。吠える」
- 「お散歩中にすれ違うと遠回りしたり、私に隠れたりする」
- 「スンスンしてもしっぽは振らない」
- 「近づかれると逃げたり、吠えたりする。自分から近づいても体を伸ばしてビクビク感丸出しです」
- 「おとなしくなる」
- 「一目散に家に向かって逃げます」
- 「内弁慶で家に人が来たときは遠巻きに吠えまくる。抱っこされたらピタッと動きが止まる」
特定の場所や条件では受け入れる反応を見せる犬も!
- 「喜んで近づくのに触れない距離を保っている」
- 「基本的に臆病なので、知らない人は遠巻きに見ながらそーっと近寄っていますが、家にその人が入ると大丈夫と思うのか遊んでアピールをします」
- 「最初は吠えたり、目を合わせなかったりします。少し時間がたつと落ち着いて、最終的にはなでてもらっています」
- 「家族以外の人には、自分から寄っていきません。数回ほど会って、やっと近づいていく感じです」
- 「手や足先のニオイを確認しに行くけれども、意識されると吠えます。落ち着いていても自分の話題が出たり、顔を見られたりすると、吠えたり隠れたりします」
【獣医師監修】人見知りの反応が見られる犬への対応
――犬は人見知りをすることがあるのでしょうか。人見知りをしているときの犬の反応を教えてください。
山口先生:
「人見知り、つまり他人やほかの犬に対して恐怖心をいだくことはあります。恐怖心の度合いにより見られる行動が変わり、鼻をなめる・あくびをするから始まり、恐怖心が増すと飼い主さんの後ろに隠れようとする・抱っこをせがむ・その場から逃げようとするなどの行動が見られます」
――犬に人見知りの反応が見られたときは、どのように対応すればいいのでしょうか。
山口先生:
「まず、恐怖心からくる行動ですので、無理に距離を縮めることは避けましょう。
そして、いったん離れて相手におやつやおもちゃを持ってもらい、愛犬が近づくのを待ちましょう。このように、ゆっくり時間をかけてポジティブな印象を与えながら慣れさせるのがおすすめです」
取材・文/小崎華
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年7月時点の情報です。
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