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冬は犬の低温やけどに注意! 原因と応急処置を獣医師に聞いた

寒い季節は室内で暖房器具を使用する機会も多くなりますが、暖房器具の使用が原因で愛犬が低温やけどを起こすこともあるそうです。

「犬の低温やけどが起こる原因と応急処置」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬の低温やけどが起こる原因

冬は犬の低温やけどに注意! 原因と応急処置を獣医師に聞いた いぬのきもち
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冬は犬に低温やけどが起こりやすい時季といえます。

たとえば、寒さ対策で暖房器具を使用した際に、犬が湯たんぽに長時間触れていたり、ストーブやヒーターなどに近づきすぎていたり、ホットカーペットの上で熟睡していたり、こたつの中に入ってしまっていたときなどに犬の皮膚に低温やけどが起こりやすくなります。

犬の低温やけどは、暑さと寒さの感度が鈍くなっているシニア犬や体を動かしにくい持病を抱えているコであったり、健康なコでも被毛によって熱を感知し辛いなどの原因でも起こる可能性があります。

犬の低温やけどでみられる症状

ダックスフンドと猫 いぬのきもち
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犬が低温やけどを起こすと皮膚の炎症が起こります。症状としては、皮膚に赤みや痛みが生じ、皮むけや水ぶくれが起きてジュクジュクし、脱毛することが多いです。

犬が低温やけどを起こしている場合、皮膚を気にしてなめているなどの様子がみられることがあります。

愛犬が低温やけどを起こした場合の応急処置

愛犬が低温やけどを起こしていることに気がついた場合は、動物病院を受診しましょう。

受診するまでに家庭でできる応急処置としては、水道水を入れたビニール袋や水の入ったペットボトル、可能であれば流水で患部を冷やすとよいでしょう。

犬の低温やけどの治療法

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動物病院では低温やけどを起こした犬に対して、患部を舐めないようにエリザベスカラーを装着したり、症状に応じて炎症や感染を抑える塗り薬や抗生剤の内服で治療を行います。

犬の低温やけどを予防する方法

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犬が自宅で低温やけどを起こさないようにするためには、愛犬が暖房器具に近づき過ぎないように柵を設置したり、飼い主さんが暖房器具を使用しているときはこまめに愛犬の様子を確認し、その場を離れるときは必ず電源を切るようにしましょう。

愛犬が暖房器具で低温やけどを起こさないように気をつけたいですね。参考にしてください。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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