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【ギネス記録も】獣医師が教える!チワワの寿命と長生きの秘訣

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純血種のなかで、最も小さい犬種のチワワ。小ぶりで繊細な体、大きくてつぶらな瞳、甘えん坊な性格は人々を魅了してやみません。今回はチワワに元気で長生きしてもらうためのコツを解説。平均寿命や人年齢との比較、ギネス記録、代表的な病気もご紹介します。

目次
チワワの寿命Q&A
これってOK?それともNG?チワワが長生きするためのポイント
チワワの寿命を縮めてしまう代表的な病気
いつまでも元気で長生きしてもらうために

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Q1.チワワの平均寿命は?

・平均寿命は12~15才!

生活環境や生まれ持った体質にもよりますが、現在チワワの平均寿命は12才から15才程度と考えられています。

近年、犬や猫などペット全体の平均寿命は、昔に比べて徐々に長くなってきています。これは医療技術が発展し、ペットも人と同じように高度な治療を受けられるようになったこと、かつては治療が困難だった病気に対しても治療法が見つかったことが要因といえるでしょう。
後ほどご紹介する病気の予防法の実践や早期発見が一般化すれば、今後さらに平均寿命は延びていくと思われます。

フードの質の向上も寿命に関係?

平成21年6月に施行された「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律
により、食の安全面が強化された点も、ペットの平均寿命を延ばした理由のひとつだと考えられています。

この法律の施行後はペットの健康に悪影響を及ぼすペットフードの製造や販売が禁止されたほか、製造業者名および賞味期限の表示も義務付けられるようになりました。法律を通じて国内に流通しているペットフードを監視できるようになったことで、悪質なフードが出回りにくくなったのです。

Q2.ほかの犬種とは違うの?

チワワやミニチュア・ダックスフンド、トイ・プードルなどの小型犬は、ラブラドール・レトリーバーなどの大型犬に比べて長生きする傾向があります。これは大型犬よりも小型犬のほうが内臓や骨格にかかる負担が軽く、体内の臓器が老化するスピードが遅いからだとされています。

下記に小型犬、中型犬、大型犬の年齢比較や人の年齢に換算した場合の数値、ギネス記録をまとめました。

●早わかり人年齢換算表

年数

小型犬

中型犬

大型犬

1年

1歳

15才

15才

12才

3年

3歳

28才

28才

26才

5年

5歳

36才

38才

40才

10年

10歳

56才

63才

75才

15年

15歳

76才

88才

110才


●平均寿命&ギネス記録

小型犬

中型犬

大型犬

平均寿命

男性:80.98歳

女性:87.14歳

14.2才

13.6才

12.5才

ギネス記録

男性:113歳

女性:117歳

28才(プードル)

29才(オーストラリアンキャトルドッグ)

29才(ラブラドールレトリバー)

これってOK?それともNG?チワワが長生きするためのポイント

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愛犬にいつまでも健やかでいてもらいたい、長生きしてほしいという願いは、犬を飼う飼い主さんの共通の願いです。ここでは小さくてかわいらしいチワワが、長生きするためのポイントをご紹介します。

①フードの見直しOK&NGポイント

やんちゃ盛りの青年期や落ち着きが出てくる壮年期を過ぎてシニア期に近づいたチワワは、身体的な衰えとともに基礎代謝量や運動量に変化が生じます。このときに今までと同じフードを与え続けることは、高カロリーや低カロリーの原因となりますので避けてください。

飼っているチワワがシニア期を迎えたら、一度かかりつけの動物病院を受診して、シニアフードへ切り替えるための相談をするのが良いでしょう。フードを替えるときには、それまで食べていたものに少しずつ新しいフードを混ぜていく方法がおすすめです。愛犬に合っているかどうかや毛ヅヤの様子、食いつきの良さを観察しながら、最適なフードを探していってください。

もし歯の状態が悪くなったり、猛暑によってチワワの食欲が落ちてしまったり、ドライフードを食べにくそうだったりする場合は、お湯でふやかして食べやすくしてあげるのも効果的です。またお湯を注ぐことによってニオイが強く感じられ、食欲アップ効果が期待できることも。

◆OKポイントまとめ:獣医師に相談しながら、年齢に合ったフードの見直しを行う
◆NGポイントまとめ:シニア期になっても今までと同じフードを与える

②体重の管理OK&NGポイント

筋肉量や運動量の低下、基礎代謝量の低下によって起こる肥満は、時として犬の命に直接関わる病気の原因となることがあります。特にシニア期を迎えたチワワは肥満になりやすいといわれているので、注意しましょう。

小型犬のなかでも超小型犬の部類に入るチワワは、あまり多くの運動量を必要としません。とはいえ極端に運動量が減ってしまうと、ストレスをためやすくなり危険です。部屋のなかでおもちゃを使って遊んであげるだけでも十分な運動量になりますが、調子の良さそうなときには散歩に連れ出してあげるのも、老化予防には効果的です。

また今の体重が適正なものかどうかは飼い主さんの目線ではわかりにくいこともありますので、一度動物病院で適正体重を診察してもらうのも良いでしょう。多くの動物病院では体重過多の場合、愛犬に合わせた減量プログラムを作ってくれます。積極的に活用してみてください。

◆OKポイントまとめ:さまざまな病気の原因となる肥満を防ぐために、適度な運動を行う
◆NGポイントまとめ:運動量が減少すると体重が増えたりストレスをためこんだりする原因に

③気温の管理OK&NGポイント

チワワは寒さに弱い犬種です。特に年をとると体温調節がしにくくなるため、冷えた場所にいることでぐんぐんと体温が奪われ、低体温に陥りやすくなります。

この低体温状態は、部屋のなかにいても起こる可能性があります。出かけているときや寝ているときに暖房器具を切っているというケースをよく聞きますが、時としてそれが原因で、高齢のチワワの命が奪われてしまうことも。

外へ散歩に出かけるときには、部屋のなか以上に注意が必要です。夏の散歩時にはアスファルトの表面が太陽の熱で高温になりますが、冬になるとそれが一転し、今度は表面の部分が驚くほど冷たくなります。
地面に近い場所の空気は、人の身長の高さで感じる空気よりも冷たくなっていますので、高齢のチワワには無理のない範囲で散歩を行うことが大切です。

冬の寒い日に散歩をするときは、愛犬に洋服を着せてあげるのも良いでしょう。ただし、どうしても洋服を着ることを嫌がる犬には、無理に着せないようにしてくださいね。

◆OKポイントまとめ:チワワが年をとってからの散歩は、体を冷やさないような工夫と無理のない範囲で行うことが重要
◆NGポイントまとめ:部屋のなかでも気温の低い場所に長時間チワワを放置する

チワワの散歩にひと工夫!基本事項からお散歩好きにする方法まで

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④定期健診の受診OK&NGポイント

チワワに限らず、犬は人のおよそ4倍の速さで年をとっていきます。つまり、年に1回の定期健診を受けないだけで、なんと人が4年間健診を受けていないのと同じことになってしまうのです。もしチワワが病気にかかってしまっていたときには、4年も経つと症状が進行し、治療が困難になることもあるでしょう。

若い頃には少なくとも1年に1回のペース、7才以上になったら春の狂犬病予防接種のときの健診だけではなく、年に2、3回は定期健診を受けるようにしてください。病気の早期発見・早期治療は、直接その子の寿命に関わってくるのです。

また、かかりつけの動物病院があったり相談できる獣医師がいたりすると、愛犬の異変に気付きやすくなりますので、早い段階で信頼できる病院を探しておくことも重要です。

◆OKポイントまとめ:チワワがシニア犬になったら年に2、3回は定期健診を受ける
◆NGポイントまとめ:定期健診を受けない年がある

チワワの寿命を縮めてしまう代表的な病気

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犬種によって、かかりやすい病気の種類は異なります。チワワの寿命を縮めてしまう病気には、いったいどのようなものがあるのでしょうか。

1心臓病

チワワの気を付けたい病気のひとつに、心臓病があります。この心臓病はガンと並んで多い死亡原因とされており、小型犬のなかでも特にチワワはかかりやすいです。

心臓病には三尖弁閉鎖不全症、不整脈、心内膜炎、心臓腫瘍などいくつか種類があり、そのなかでもかかりやすいのが僧帽弁閉鎖不全症と呼ばれる病気です。

・僧帽弁閉鎖不全症とは
左心房と左心室の間にある僧帽弁が加齢などによってゆるくなり、しっかりと閉じきらなくなる病気のことを僧帽弁閉鎖不全症といいます。

僧帽弁閉鎖不全症は心臓に負担がかかることによって起こりやすくなりますので、飼っているチワワが高齢で肥満気味の場合には特に注意が必要です。また加齢や肥満以外にも、遺伝的な要因が関係しているケースも多いです。

・心臓病の治療法
犬の心臓病は完治が難しい病気だといわれており、基本的には外科手術よりも内科的療法がメインとなります。愛犬が心臓病にかかってしまったときは、血管拡張剤などの心臓薬を用いて心臓への負担を減らしながら、うまく病気と付き合っていくことが大切です。

・心臓病の予防法
心臓病の予防に効果的なのは、食事の管理をしっかりと行い、肥満にならないようにすることです。また激しい運動や過度な散歩を避けること、興奮させないように気を付けることも予防につながります。

極度な暑さ寒さは心臓へ悪影響を及ぼしますので、愛犬の散歩は無理のない範囲で行いましょう。何があってもすぐ対応できるよう、自宅近くのコースを回るのもおすすめです。

【獣医師が解説】犬の心臓病|早期発見のための心得や予防法とは?

2気管虚脱

気管虚脱はチワワに限らず、中高齢の小型犬には比較的よく見られる疾患です。特効薬がないのが特徴で、生涯にわたって付き合っていくことが多いです。

・気管虚脱とは
呼吸するときの空気の通り道である気管は、気管軟骨と呼ばれる軟骨によって支えられています。この気管軟骨が加齢によって柔らかくなること、肥満、遺伝などによって気管が扁平につぶれ、呼吸がしづらくなることを気管虚脱と呼びます。興奮して息づかいが激しくなるなど呼吸への圧力が増すと、気管虚脱を起こしやすくなるので注意が必要です。

・気管虚脱の治療法
症状が軽いときには鎮咳薬や気管支拡張剤などの薬を使うことが多いですが、薬だけでは良くならなかった場合、酸素吸入や気管を広げる手術を行うこともあります。

・気管虚脱の予防法
気管虚脱を予防するためには、初夏や真夏、暖房が効きすぎた室内など、愛犬の呼吸が荒くなりやすい高温多湿、高温乾燥の場所は避けるのが良いでしょう。夏場の暑い日にはエアコンや扇風機で涼しくしてあげるのが効果的です。また愛犬が年をとってきた際には激しい運動を控え、普段からなるべく安静にしてあげることが大切です。

ほかにも太って喉に脂肪がつくと気管がつぶれやすくなってしまいますので、体重管理で肥満を予防することも心がけましょう。

3膝蓋骨脱臼

ひざのお皿がはずれる膝蓋骨脱臼は、チワワを含む小型犬が生まれつきかかりやすい疾患として有名です。直接命に関わることは少ない病気ですが、歩行するだけで痛みを伴うようになると生活の質が著しく低下してしまいます。

・膝蓋骨脱臼とは
後ろ足のひざの関節にある膝蓋骨がずれた状態のことを、膝蓋骨脱臼といいます。膝蓋骨は人でいうところのお皿を意味し、骨の溝に沿って動くことでひざの曲げ伸ばしをスムーズにする役割を果たしています。

この膝蓋骨が先天的な理由や外傷、負担のかかる運動などによってずれて脱臼したままの状態になると、骨がすれて炎症が起こったり痛みを伴ったりするのです。

愛犬が後ろ足を引きずったり、地面から上げて歩いたり、痛がったりしているときには、内方脱臼になっている可能性が高いです。

・膝蓋骨脱臼の治療法
膝蓋骨脱臼の症状が軽度であれば、経過観察を行います。また犬が肥満気味のときには、ひざに負担をかけないよう体重を減らして様子を見ることもあります。

症状が進み痛みを伴うようになったときには、鎮痛剤を使った治療が必要。それでもコントロールできずに足を上げっぱなしにする場合は外科手術を行います。

・膝蓋骨脱臼の予防法
膝蓋骨脱臼の予防には、体重管理や住環境への配慮が効果的です。愛犬が肥満にならないよう適正体重を維持するほか、足を滑りにくくするため床にカーペットを敷くなど、普段の生活空間にも気を配ってあげましょう。ソファーなどのソファーなど高いところへの上り下りは、ひざに負担がかかりますので避けてください。

いつまでも元気で長生きしてもらうために

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飼い主さんの意識向上や医療の発展、専門家たちの努力によって、ここ最近愛犬の寿命は昔よりも延びてきています。しかし、まだまだ人と犬との暮らしについては知られていないこと、わからないことがたくさんあるのも事実です。

犬は高齢になっても飼い主さんがお散歩に行くためにリードを持つと喜んだり、フードを欲しいとおねだりしたり、意外と若い頃と変わらず元気そうに見えたりします。たとえ具合が悪いときでも辛いと訴えないことも多く、ずっと一緒にいると小さな変化に気付きにくくなってしまうかもしれません。

愛犬にいつまでも元気で長生きしてもらうためには、犬が若いうちからさまざまな課題を共に解決し、毎日を楽しく過ごしていける工夫をすることが大切です。自分で健康管理をすることができない愛犬に代わって、健康で過ごせているか、病気になりやすい生活をしていないかを見つめ直してあげましょう。

犬が年をとってからは、病気になってしまったときにどんな治療を受けて、どんな風に接したら良いのかを考え、病気に対しての理解を深めることが欠かせません。そんなひとつひとつの思いやりが、愛犬が長生きすることやお互いの幸せにつながっていくのです。

参考/「いぬのきもち」特別編集『チワワとの暮らしがもっと楽しくなる本』(監修:「 Can!Do!Pet Dog School
代表 西川文二先生、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授 武内ゆかり先生、ジャパンケネルクラブ 日本警察犬協会および日本動物病院福祉協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生、フジタ動物病院院長 藤田桂一先生)
   「いぬのきもち」15年12月号『健康寿命をのばす新習慣30 今すぐ取り入れたい愛犬の心と体のケア』(監修:キュティア老犬クリニック院長 佐々木彩子先生)
   「いぬのきもち」特別編集『このお世話・暮らし・健康管理で長生き! 7才過ぎても愛犬が元気!でいられる育て方』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)
文/子狸ぼん
※写真はスマホアプリ「いぬのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

監修/滝田雄磨(SHIBUYAフレンズ動物病院 院長)

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