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犬がお留守番させるときの時間は最大何時間?起こりうる事故とは?

愛犬をお留守番させる機会もありますよね。お留守番が苦手なワンちゃんだと、どれくらいなら待たせられるのかなど、不安なこともあるはず。
そこで今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、「愛犬を長時間お留守番をさせるときの注意点」などについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生に話を聞いてみることに!
気をつけたいお留守番のときの「事故」についても解説してもらいました。
愛犬の留守番 理想的な時間はある?

犬が留守番できる時間は愛犬の性格で異なるため、「何時間なら大丈夫」という明確な時間はないように感じます。
少しのお留守番でもストレスになる犬もいれば、何時間でも平気な犬もいます。自分の飼っている犬がどのような性格なのかしっかり見極めて、判断する必要がありますね。
元気な犬でもお留守番の限界は12時間程度
犬は猫と違って、ごはんを食べる量を自分で調節しながら食べることのできない動物です。
朝晩2回はきちんとごはんがあげられるように、どんなに元気なコであってもお留守番は12時間程度が限界だと思います。トイレを外でしかできないタイプのコでは、もう少し短い時間が限界となることも。
また、子犬や病気の犬では大変危険なので、長時間のお留守番はさせないようにしましょう。
留守番が苦手な犬は、短い時間から練習を!

人間と暮らすうえで、お留守番はできないと困るもの。あまりに不安がって、強いストレスを感じさせてしまうと、分離不安症になってしまうこともあります。
お留守番に嫌な印象を持たせないように注意しながら、初めは短い時間から練習して、お留守番ができるコにしておくことが大切です。
長時間のお留守番で起こりうる事故とは?

長時間の外出では犬が退屈になるため、いたずらをしてしまうことも。おもちゃや食べてはいけない物を誤食してしまう事故が起こる可能性もあります。
そのため……
□お留守番中にはおもちゃを出しっぱなしにしない
□いたずらをしそうな性格の犬は、お留守番中はケージに入れる
など、愛犬の性格によって対応を検討するとよいでしょう。
夏のお留守番は熱中症にも要注意!
また、閉め切った家の中や窓辺などは暑くなるため、家の中でも熱中症になる危険があります。
熱中症は命に関わることもあり大変危険です。とくに夏場の部屋の温度管理には、充分に注意するようにしてください。
室温は26℃、湿度は50%以下を目安にしましょう。
長時間のお留守番のときの対策

どうしても長時間のお留守番をさせなければならないときもあるでしょう。そのときは、家族などに協力してもらったり、ペットホテルを利用してみてください。
もし環境が変わるのを嫌がる犬の場合は、ペットシッターを利用したり、病気の犬では動物病院などに相談するのがよいでしょう。
預けるほどの長時間のお留守番ではない場合には、家の様子を外出先から確認できるようなカメラもありますので、そのようなものを上手に利用できるとよいかもしれません。

「うちのコはお留守番できるから大丈夫」と安心するのではなく、事故が起こらないような環境になっていないか、今一度確認してみてください。
愛犬が安心してお留守番できるように、飼い主さんは工夫してあげましょう!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/Honoka
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