犬と暮らす
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夏を楽しみたい!でも愛犬にとってはストレスかも|怖がりワンコの慣らし方
知ってた? 夏のアレ、犬にはストレスなんです!
愛犬といっしょに楽しもうと思っている人も多いことでしょう。
でもちょっと待って! 人には平気なことも、犬にとってはストレスになることがあるんです。
犬が苦手なことを知り、慣らせるものは慣れさせてみましょう。
<どうして怖いの?>波の音や不規則な水の動きが苦手な犬も
海や川でいっしょに遊びたい場合は慣らしたほうがよいかもしれませんが、そうでないのなら、無理に慣らす必要はないでしょう。
《これでへっちゃら》水への慣らし方
ビニールプール(小型犬は衣装ケースなどでもOK)が見える場所で愛犬とおもちゃなどで遊び、プールへの警戒心を解きます。
水を入れる前の空のプールの中に愛犬を入れて、おやつを与えます。
落ち着いていられたら、「イイコ」とほめてあげて。
プールに入るとイイコトが起きると犬が思うようになります。
プールに5cmほど水を張り、愛犬の体を支えながら入れます。
このとき、体が水平になるようにそっと入れてあげて。
水に入っても落ち着いていられたらおやつのごほうびをあげましょう。
ゆっくりと水を入れて水かさを増します。
愛犬が水の動きに驚かないように、おやつを与えながら行うのがポイント!
<どうして怖いの?>予測できない車の揺れが大嫌い!
ですが移動中の車の揺れは、慣れない犬にとっては不安なもの。
体質的に車に酔いやすかったり、動物病院に行くときしか車を使っていないと、嫌な体験として記憶してしまっていることがあります。
緊急時に備える意味でも、電車移動だけでなく、車に慣れる練習をしておいたほうが安心です。
《これでへっちゃら》車への慣れさせ方
愛犬をクレートなどに入れて座席に置き、エンジンをかけずに様子を見ます。
落ち着いて過ごせるようなら、ごほうびにおやつを与えましょう。
【2:エンジンをかけて様子を見る】
1で犬が落ち着いているのなら、車を走らせずにエンジンをかけてみましょう。
愛犬がソワソワと落ち着かない様子を見せたらストップ!
後日リトライしましょう。
【3:5分程走って様子を見る】
エンジンをかけても犬が動じなければ、5分程度車を走らせてみましょう。
落ち着いていられたら、ごほうびのおやつを与えます。
【4:少しずつ距離を延ばしてみる】
5分乗れたら、10分、30分と乗車時間を延ばしていきます。
愛犬の調子が悪そうなら、無理はしないようにしましょう。
車酔いする犬の場合は、乗車前はゴハンの量を減らすとよいでしょう。
<どうして怖いの?>いつもと違う足元の感触がイヤ!
隙間があって、そこから下が見えるような地面も怖がることが多いです。
小型犬であれば抱っこをして移動することもできますが、中・大型犬の場合は難しいことも。
日ごろからいろいろな足場に慣れさせるようにしましょう。
《これでへっちゃら》いろいろなところを歩かせる
フードやおやつを上手に使って誘導してみましょう。
苦手の克服は、根気が必要です
苦手なことの克服は、根気が必要です。
迷ったらドッグトレーナーなどの専門家に相談をしてみることも検討してみましょう。
参考/「いぬのきもち」2016年8月号『愛犬の夏の苦手 へっちゃら大作戦!』(監修:Can ! Do ! Pet Dog School代表 西川文二先生)
イラスト/山村真世
文/\(m.h)/
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