あなたは愛犬にとって、どんな飼い主だと思いますか? 愛犬にとって“楽しい飼い主”でありたいと思う方は多いと思いますが、じつは愛犬に“つまらない飼い主さん”と思われていることも多いようです! 今回は、愛犬につまらないと思われているかどうかがわかりやすいシーンについてご紹介します。ぜひふだんの愛犬の様子を思い出してチェックしてみてくださいね!
“楽しい飼い主さん” と“つまらない飼い主さん”との分かれ目は?
愛犬にとって“楽しい飼い主さん”になるか、“つまらない飼い主さん”になるかの分かれ目は、愛犬といいコミュニケーションをたくさんしているかどうかが関係しています。いいコミュニケーションとは、愛犬が「楽しい」「うれしい」「安心する」などプラスの感情になるコミュニケーションのこと。たとえば、「愛犬のいい行動をほめる」、「犬の嫌がることを無理にしない」、「スキンシップや遊びの時間をつくる」などがあります。このようないいコミュニケーションを続けていると、愛犬はだんだんと飼い主さんといっしょの時間が幸せになり、飼い主さんに対していいイメージがつくため、“楽しい飼い主さん”と認識されるようになります。一方、いいコミュニケーションが足りていない、あるいは、「イイコにできないと叱る」、「スキンシップをしない」など、悪いコミュニケーションを行っていると、愛犬にとって魅力ゼロの“つまらない飼い主さん”と思われてしまうことも!
愛犬にとって“楽しい飼い主さん”か“つまらない飼い主さん”か、次で紹介する2つのシーンでチェックしてみましょう!
遊びに誘ったとき、愛犬の反応は?
愛犬を遊びに誘ったとき、どんな反応をしますか? 毎日愛犬と楽しくいっしょに遊んでいて、愛犬にとって魅力がある飼い主さんなら、「飼い主さんとまた楽しく遊べるぞ♪」という期待から、すぐに遊び始めることが多いです。反対に、愛犬にとって魅力がない飼い主さんなら、「いっしょに遊んでもつまらない」という気持ちから、遊びに誘っても無視されたり、逃げられたりしてしまうことも。毎日愛犬と遊ぶ時間をつくって、“脱・つまらない飼い主さん”を目指しましょう!
愛犬のトレーニングしているとき、愛犬の反応は?
トレーニング中に愛犬をたくさんほめていると、愛犬は「大好きな飼い主さんにもっとたくさんほめてほしい!」「飼い主さんの言うことを聞き漏らしたくない!」という気持ちから、飼い主さんに集中します。一方、あまりほめてくれない飼い主さんには「指示を聞いてもほめてくれないし、つまらない」という気持ちから、飼い主さんに集中しなくなります。愛犬がいい行動をとったらほめる習慣をつけると、愛犬にとってより魅力的で楽しい飼い主さんになれるはずですよ!
いかがでしたか? 愛犬にとって魅力的な飼い主さんになるには、愛犬とたくさん楽しい時間を共有するのが基本です。もし愛犬との時間が足りていないと思ったら、意識して愛犬との時間をつくってみてくださいね!
参考/いぬのきもち18年6月号「いつものしぐさ、心理面からのぞいてみよう! 愛犬の心理学」(監修:帝京科学大学生命環境学部 アニマルサイエンス学科准教授 加隈良枝先生)
文/melanie