愛犬とおもちゃを使って遊ぶことは、ストレス発散や運動になりますが、それと同時に飼い主さんとの絆も深まります。今回は、おもちゃ遊びのコツを、遊びの種類別にご紹介します。おもちゃを上手に使って、愛犬を楽しませましょう!
犬の本能をくすぐる「引っ張りっこ遊び」のコツ
長くて丈夫なおもちゃが最適!
「引っ張りっこ遊び」は、愛犬におもちゃをくわえてもらい、飼い主さんがその片方を引っ張るという遊びです。そのため、犬がくわえても壊れない丈夫なもので、飼い主さんが持ちやすい十分な長さがあるものを選ぶとよいでしょう。
「くわえて引っ張る」という動作は犬の本能にともいえる動きなので、楽しんでくれる犬は多いといえます。
多彩な動きで愛犬を誘うのがコツ
おもちゃに興味を持たせるために、大きく動かしたり、細かく動かしたり、バリエーション豊かな動きで誘ってあげるといいですね。足が滑らず、踏ん張れる場所を用意することも大切です。
興奮してきたら落ち着くまで待つ
「引っ張りっこ遊び」は犬が興奮しやすい遊びだといえます。そのため、あまりに興奮するようなら、一旦取り上げて落ち着くまで待ちましょう。最後は必ず飼い主さんが勝って、取り上げておしまいにします。
ボールなどを追わせる「モッテコイ」のコツ
小さすぎないボールを使う
ボールなどを使って動いているものを追いかけさせ、それを押さえこむという、犬の本能を満たしてあげるのが「モッテコイ」遊びです。この遊びをする際は、取っ手がついたボールが使いやすいのでおすすめ。
愛犬が飲み込まないよう、小さすぎるものは避けましょう。
ボールを取り返すときはおやつと交換で!
犬は動くものが好きなので、積極的に目の前を転がして追わせましょう。子犬と遊ぶ場合は、ボールを飼い主さんのところまで持ってきてくれなくでもOKです。終わりにするときは、おやつを食べさせ、その隙にボールを取り返します。終わったあとはボールは愛犬が届かない場所にしまいましょう。
ひとり遊びをさせるコツ
体だけでなく頭も使うおもちゃを選んで
ひとり遊びをさせる場合は、おもちゃの中に食べ物を入れるなどして工夫しなければ、興味をもってくれないことがあります。転がすと中に入った食べ物が穴が出てくる、知育おもちゃのように、「どうしたら食べれるのかな?」と考えさせるものをあげるとよいでしょう。
もちろん飼い主さんが転がしてあげることによって、一緒に遊ぶときにも使えます。
まずはお手本を見せるのがコツ
ひとり遊び用のおもちゃは、初めに飼い主さんがお手本を見せ、「転がすとおやつが出てくる」ということを覚えさせることが大切です。一度覚えれば、あとは愛犬が自分でやろうとしてくれるはずです。
愛犬に「この人といると楽しい」と思ってもらうためには、おもちゃを使った遊びでコミュニケーションを取るのは大切なことです。上手に遊ばせて愛犬との絆を深めましょう!
参考/「いぬのきもち」特別編集『80万人の飼い主さんの体験から作った!子いぬと仲良くなる育て方 健康・お世話編』(監修:しつけスクール「Can!Do!」代表 日本動物病院福祉協会認定家庭犬しつけインストラクター 専門学校ちば愛犬動物学園講師 西川文二先生)
文/AzusaS
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。