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犬の老化サインが現れやすい3つの年齢があった

愛犬がシニア犬になってから、見た目や動きなどに「変化」が現れたと感じる飼い主さんも多いでしょう。今回は、犬の体が加齢によって変化し始める、7才・9才・12才で現れやすい「犬の老化サイン」についてご紹介します。

7才で現れる「犬の老化サイン」

7才になったパグ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
一般的に、犬の老化が始まるとされているのが、この年齢です。まだまだ元気そうに見えることが多いですが、体の中では少しずつ老化が始まっています。ではまずは、7才で現れる「犬の老化サイン」について見ていきましょう。

体の変化

・白髪が増える
・抜け毛が増える/皮膚が乾燥する(皮膚病が原因の場合もあるので要注意)
・運動量や筋肉量の低下、また基礎代謝の低下が原因で、太りやすくなる
・歯周病や口腔内腫瘍の悪化などが原因で、口臭が強くなる

行動の変化

・足腰や心臓機能の衰えなどが原因で、散歩のときに前に引っ張らなくなる
・好奇心が薄れて、新しいおもちゃに興味を示さなくなる
・筋力の低下によって、日常の動作や散歩中の動きがゆったりする
・身体機能の低下によって、落ち着きが見られる

9才で現れる「犬の老化サイン」

9才になったミニピン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
9才になると、7才では「まだまだ若い」と感じていた飼い主さんでも、「もう年なのかなぁ」と感じるような変化が現れ始めます。また、病気などの症状が現れやすいのもこの時期です。

体の変化

・核硬化症や白内障などの影響で、目の輝きが鈍くなってくる
・運動量や消化吸収機能の低下などが原因で、筋肉が減り痩せてくる
・運動量の低下などで、爪が伸びやすくなる
・体にイボができることも(腫瘍の可能性もあるので要注意)

行動の変化

・心臓機能の低下などが原因で、散歩の途中で休みたがる/帰りたがる
・好奇心が薄れ、新しい犬や人とあまり交流しなくなる
・足腰や視力が衰え、階段を躊躇する/段差でつまずく

12才で現れる「犬の老化サイン」

12才になったパピヨン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
この年齢になると、犬によっては体力の衰えや病気などが原因で、さまざまな手助けが必要となるケースもあります。

体の変化

・鼻が白くなる(病気の場合もあるので要注意)
・歯周病が進んで、歯が抜けることがある
・内臓の動きも弱まり、9才のときと比べてもかなり痩せる
・聴覚などの衰えによって、呼んでも気づかない
・目の機能が衰える

行動の変化

・散歩や食事のとき以外、寝てばかりいる
・さまざまな病気などが原因で、今まで食べていたものが食べられなくなる
・骨や関節の病気が進み、歩行が困難になる
・早い犬だと認知症の症状が見られる
・飼い主さんのお出迎えをしなくなる
このようにシニア犬になると、さまざまな変化が現れることがわかりました。しかし、こういった愛犬の変化を「単なる老化現象」と見過ごすのは大変危険です。もしも愛犬の体や行動に変化が見られたら、まずは動物病院を受診し、獣医師に診てもらいましょう。年を重ねていく愛犬の“健やかなこれから”のために、今回ご紹介した「犬の老化サイン」を役立ててみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」特別編集『このお世話・暮らし・健康管理で長生き!7才過ぎても愛犬が元気!でいられる育て方』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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