犬と暮らす
UP DATE
愛犬は大丈夫? “どんより顔”する犬の対応4選
どんより顔をしているとき、犬はストレスを抱えているかも
じつはそのとき愛犬は、寂しさやストレス、物足りなさなど、マイナスの感情を抱いている可能性があります。
そんな状態で愛犬をほうっておくと、先々吠えグセがついたり、攻撃的になったりするなど、問題行動に発展することもあるのだとか。
次から紹介する対策を参考に、愛犬が抱いているマイナスの感情を取り除いてあげましょう!
対策1 散歩に行けずにどんより顔をしているとき
「早く行こうよ……」と言いだしそうです。
散歩中に「今日の散歩は短めでお願いします」と話しかけると、こんなどんより顔で見つめてくるそう。
このような状況が何度も続くと、犬はエネルギーやストレスを充分に発散できず、吠えグセや噛みグセ、イタズラ、食フンなどの困りごとに発展することが!
そのため、できる限り毎日散歩へ行き、愛犬の気持ちを満たしてあげることが大切です。
ちなみにこのとき、犬におもちゃを渡して「勝手に遊んでいてね」ではダメ!
飼い主さんといっしょに遊ぶことが、愛犬をより満足させるコツですよ。
対策2 置いてけぼりを察してどんより顔をしているとき
このとき犬は、飼い主さんがいなくなる寂しさや不安からどんよりしてしまうのです。
そのため、出かける間際に犬に「行ってくるね、ごめんね」などと何度も声をかけると、かえって犬の不安をあおってしまい、犬は置いていかれることにますますストレスを感じるようになってしまいます。
出かけるときは無言でサッと出かけるか、「行ってきます」とひと言だけ声をかけるようにしましょう。
心地よい疲労感から犬は不安を感じにくくなりますよ。
対策3 同居犬を見てどんより顔をしているとき
その犬の性格や同居犬との関係にもよりますが、愛犬が怖がりだったり消極的だったりすると、「自分もかまって!」と割って入れずに、やるせない表情を浮かべて同居犬と距離を置いてしまうのです。
ほかの犬にじゃまされないよう、できれば別室で触れ合うと効果的です。
対策4 遊んだあとにどんより顔をしているとき
雲丹ちゃん(右)もトロちゃん(左。ともにパグ)も、この撮影のあと、その場で眠ってしまったそうです。
この場合は、マイナスの感情というよりも疲労感からそう見えるだけなので、かまったり声をかけたりせずに、そっとしてあげるのが一番。少し距離を置いて様子を見守りましょう。
人もそうですが、疲れているときに干渉されるのは、かえってストレスにつながることがあります。
いかがでしたか?
愛犬の気持ちを正しく汲んで接することで、問題行動を防ぎ、余計なストレスを与えないようにしたいですね。
参考/「いぬのきもち」2018年9月号『哀愁犬のキモチ』(監修:獣医師 菊池亜都子先生)
文/h.taco
UP DATE