犬と暮らす
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〈PR〉 飼い主さんがズバリ質問!「そのフード、本当に安全ですか?」
答えてくれたのは……
原田洋志さん
獣医師。ロイヤルカナン ジャポン コーポレートアフェアーズ サイエンティフィックコミュニケーション マネージャー。飼い主さん向けの栄養学講座で講師を務めることも多い。猫2匹の飼い主さん。
よいペットフードの見分けかたが知りたいです
A. じつは、フードの良し悪しは、原材料表示だけでは判断できません。肉類や穀物の表示があっても、具体的にどのような原材料を使っているかまではわかりませんよね。犬や猫が消化しやすい穀類もありますし、いちがいに穀類が入っているから悪いとは言えないのです。
ですから、実際に食べさせてみないと愛犬・愛猫に合ったよいフードかどうか判断できません。では、どこで見分けるか、目安のひとつは毛並みです。
たとえば、柴犬の本来の毛色は赤茶なのに、町で見かけるのはベージュが多いですよね。その理由は、栄養が不足気味で色素が十分に作られていないからです。小型犬と猫は体重の20%、大型犬は10~15%が皮膚で構成されています。
体の細胞の材料になるのはアミノ酸、つまりはたんぱく質ですが、体内に取り入れたたんぱく質の3分の1が皮膚と毛の新陳代謝に使われます。それくらい皮膚と毛は多くの栄養を必要とするんです。
ですから、毛づやがよく、柔らかな毛質が保たれているのであれば、そのフードには必要な栄養が含まれていて、その子に合っているというひとつの目安になります。
BHA(酸化防止剤)が心配です
A. 食品添加物を心配される方は多いのですが、使用を認可されている成分は、人間が食べても心配がないと科学的に証明されている成分です。その上で、添加の上限は安全性が確認されている数値より、ずっと低い数値が基準になっています。
つまり、開封してすぐに食べきれないペットフードのような食品には、酸化を抑えるために「酸化防止剤」が必須なのです。酸化防止剤を含めて食品添加物は基準に従って安全な範囲内の量だけが使用されていますから、どんな種類の酸化防止剤であっても安全であることには違いがありません。
フードに使われている原材料が気になります
また、犬や猫の祖先を考えると、野生で暮らしていた頃は、獲物を内臓も含めて食べていました。内臓にはたんぱく質に加え、一部のビタミンやミネラルなど、「肉」からだけでは摂取できない栄養が含まれていたからです。
逆に、グルテンフリーやグレインフリーのように特定の原材料を排除することで、最適な栄養バランスに調整することができなくなります。「原材料が何か」ということよりも、「栄養バランスが愛犬・愛猫に合っているか」のほうが重要です。
「国産」のほうがよいのでしょうか
たとえば、ロイヤルカナンは世界11カ国に15の工場を持っていますが、どの工場も標準化された設備と体制、徹底した品質管理で生産しています。日本で販売している製品もロイヤルカナンの高い基準を満たしていますし、もちろん日本のペットフード安全法もしっかりと守っています。
ペットに関する情報は、獣医師や研究者など、信頼できる専門家が発信している意見を参考にすることが大切でしょう。発信者は誰なのか、情報源が確かなのか、必ずチェックするといいと思います。
お話を聞いた飼い主さんの感想
野地さん:食品添加物が無添加で、国産ならOKかと思っていましたが、そういうことではないというのがよくわかりました。まずは、ロイヤルカナンのフードを試してみます!
愛犬の健康管理は食事から!
ロイヤルカナンのフードについて詳しくはこちら▼
https://www.royalcanin.co.jp/new/product_dogs/
協力:ロイヤルカナン https://www.royalcanin.co.jp/
撮影:橋詰かずえ
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