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過剰なお世話はかえってNG! 愛犬を心配しすぎるデメリットとは…

かわいい愛犬を大切にするのは、飼い主さんとして当然のこと。でも、あまりに過剰なお世話は、愛犬のためになるどころか悪影響になることも……。

いぬのきもち獣医師相談室の先生が、くわしく解説します!

過剰に愛犬の世話をすることのリスクとは

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犬はもともと群れで生活する動物のため、1頭でいることは苦手。そして、最近は愛犬と飼い主さんとの関係は、より近い傾向にあります。

しかし、過剰に愛犬のことを気にかけてお世話をしすぎてしまうと、愛犬が自ら経験をする機会を奪ってしまい、愛犬が周囲の環境に慣れていくことが難しくなっていくでしょう。

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とくに、「社会化期」*はあらゆることを愛犬に経験させておくことで、社会に慣れさせる意味があります。社会化期は、今後の愛犬との生活にとって重要な時期になります。

飼い主さんの気にしすぎにより、愛犬の社会化が不足してしまうことによって、さまざまなことに不安や恐れを感じやすくなってしまう可能性があるのです。


*諸説ありますが、社会化期は生後3~12週齢とされています。

愛犬と触れ合いすぎると「分離不安」の発症につながることも

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また、愛犬と一緒にいるときは常に抱っこをしていたり、触れ合っているような過剰なお世話を続けていると、愛犬だけの時間がなくなり飼い主さんへの依存度はさらに強くなるでしょう。

このようなことは、愛犬の「分離不安」を発症する要因にもなるので、注意が必要です。

愛犬の社会化期に、飼い主さんが意識したいこと

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特に社会化期には、愛犬を周りの環境に慣れさせるようにしておくことが大切です。飼い主さんは、意識して愛犬にさまざまなことを体験させるようにしましょう。

愛犬の分離不安を予防するために

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また、飼い主さんと愛犬の依存度が強く、飼い主さんと離れることに不安を覚えるような分離不安を予防するためには、愛犬と離れる時間を意識的に作るようにしましょう。

そして、「飼い主さんがいなくても大丈夫」という経験をさせておくとよいですね。愛犬が1頭だけでリラックスできる場所を用意しておくこともよいでしょう。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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