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【獣医師監修】犬が「ケンケン」して歩くのはなぜ? 考えられる病気とは
犬によって、歩き方はそれぞれですが、変わった歩き方・走り方には、思わぬ問題が隠れていることもあります。
犬が「ケンケン」するようなかたちで歩いている光景を目にしたことがありますか?
この記事では、犬がケンケンして歩くときに考えられる病気について、いぬのきもち獣医師相談室の先生がくわしく解説します!
犬が「ケンケン」するようなかたちで歩いている光景を目にしたことがありますか?
この記事では、犬がケンケンして歩くときに考えられる病気について、いぬのきもち獣医師相談室の先生がくわしく解説します!
犬がケンケンして歩くときに考えられる病気とは
犬がケンケンして(片側の後ろ足をあげて)歩くときは、あげている足に違和感を感じている場合が考えられます。
たとえば……
たとえば……
- 肉球に何かささっている
- 爪が折れている
- 捻挫
- 骨折
- 靭帯損傷(前十字靭帯の断裂がよく見られます)
- 膝蓋骨脱臼
- 大腿骨頭壊死症
- 股関節脱臼(外傷性)
などの問題が考えられるでしょう。
犬がケンケンして歩くときの、一般的な治療方法って?
上記で挙げた病気は、一般的には次のような治療方法がなされます。
肉球に何かささっている場合
ささっているものの除去や、消毒など。
爪が折れている場合
折れた爪の除去、消毒など。
捻挫の場合
安静、消炎鎮痛薬など。
骨折の場合
ギプス、骨折修復術など。
靭帯損傷(前十字靭帯の断裂など)の場合
保存的治療、外科手術など。
膝蓋骨脱臼の場合
保存的治療、外科手術など。(脱臼のグレード、症状などによって異なります)
大腿骨頭壊死症の場合
保存的治療、外科手術など。
股関節脱臼(外傷性)の場合
徒手整復、外科手術など。
ここで挙げた治療方法は一般的に行われるものですが、犬の状態や病状によって必ずしもこちらに挙げたものを行うとは限りません。
また、ここに挙げた以外の病気も考えられます。必ず担当の獣医師と相談して、診断・治療を行うようにしてください。
また、ここに挙げた以外の病気も考えられます。必ず担当の獣医師と相談して、診断・治療を行うようにしてください。
ケンケン以外にも、注意したい歩き方が!
犬がケンケンして歩く以外にも、お散歩中などに、
- かかとの部分を地面につけて歩く、べた足
- うさぎ飛びのような歩行
- 足をひきずるなどの歩き方
などといったの歩き方が見られる場合は、問題がある場合も。大切なことは、ふだんと違うことがないかどうかをよく見ることです。
散歩の後や途中からいつもとは違う歩き方をしていたり、少し安静にさせてもまったく治らないような歩き方があるようであれば、獣医師に相談したほうがよいでしょう。
散歩の後や途中からいつもとは違う歩き方をしていたり、少し安静にさせてもまったく治らないような歩き方があるようであれば、獣医師に相談したほうがよいでしょう。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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