本格的な寒~い冬の到来です。犬は比較的寒さに強い動物といわれていますが、人との生活をするようになってからは寒さや暑さなどの耐性が弱くなってきたともいわれています。
暖かい部屋の中から急に寒い外に出るお散歩では、寒暖差ができるのでとくに注意が必要。
今回は、愛犬を冷えから守る冬の散歩術をご紹介します。
寒暖差が愛犬の不調を引き起こす!?
人といっしょに快適な室内での生活に慣れた犬にとって、冬の厳しい寒さはストレスに感じることも。また、体自体が冷えることや、寒暖差によって体に負担がかかることなども原因となり、おなかをこわしてしまうことがあります。とくに体力が低下しているシニア犬や子犬は、治りにくかったり、ほかの病気を併発することもあるので注意が必要です。
また、急激な寒暖差は心臓や脳、関節に持病がある犬にとってリスクになることも。急な寒暖差を避けるため、冬の散歩の工夫は必須です!
散歩前:マッサージで筋肉をほぐそう!
温かい部屋から急に外へ出ると寒さで体がこわばりがち。そのまま散歩に行くと、筋肉や関節を痛めてしまうおそれもあります。とくに体の先端、足先やしっぽは冷えでこわばりやすいので、やさしくさすってあたためましょう。
散歩中:小走りで体を温めよう!
冬の散歩は体を冷やしがちです。天気のよい日は、散歩の途中にときどき小走りをすると体が温まります。心臓や関節などに負担がかかりすぎないよう、走り出すときは早歩きからにして、徐々に速度を上げる程度がよいでしょう。
散歩後:お手入れも兼ねてホットタオルでケア!
散歩から帰ったらほっとタオルを用意し、顔→背中→腰→しっぽ→足→足先の順に拭いてあげると、汚れも取れ、体が温まります。40~43℃のお湯に10秒くらい浸して絞ったタオルで、数回に分けて各部位を包み込むようにやさしく拭くとよいでしょう。
冬の散歩では、犬の様子をよく観察して、負担をかけすぎないように注意が必要です。今回紹介した方法を実践して、愛犬と健康で快適な冬を過ごしましょう!
参考/いぬのきもち18年1月号「冬の冷え・乾燥・あたためすぎから愛犬を守ろう!」(監修:東京動物医療センター副院長 南直秀先生/トリミングサロンHONDEHOK 二村陽子先生)
文/melanie