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犬の耳のお手入れ、綿棒はNG! 正解のお手入れ方法を解説

耳は犬の体の中でも、汚れがつきやすい部分だといわれています。そこで、こまめに拭いてニオイや被毛の変色、病気を予防しましょう。今回は、犬の耳の内側・外側~耳の中の基本的なお手入れ方法と注意事項をご紹介します。

犬の耳の外側は、毛並みに沿って拭くのがポイント

耳を拭いている犬
耳の外側のをお手入れするときは、まず耳の付け根を指先で軽く持ちます。犬用のウェットシートを使用して、毛並みに沿って滑らせるように拭いていきましょう。愛犬が嫌がらないように、耳を引っ張ったり、力を入れすぎたりしないように気をつけてください。

犬の耳の内側は、付け根から先端へ向かって拭こう

ダックスフンド
耳の内側をお手入れするときは、耳の穴と毛が生えていない部分は避け、耳の付け根から先端に向かって優しく拭いていきましょう。耳の縁も汚れやすいので、シートで軽くはさんで拭いてあげてくださいね。

※立ち耳の場合は、前側も後ろ側もつけ根から先端に向かって拭き、縁ははさんで拭いてあげましょう。

犬の耳の穴を拭くときは、湿らせたコットンを使用して

耳の穴の掃除をしている犬
耳の穴を拭くときは、犬用イヤーローションでコットンを湿らせて、指に巻きつけます。そして、外から見える範囲を耳のひだに沿ってぬぐうように拭いていきましょう。このとき、こすらないように優しく拭いてあげてください。

※立ち耳の場合は、湿らせたコットンで見える範囲を優しく拭きましょう。

嫌がるときは病気の可能性も……

耳に痛みや違和感があると、お手入れを嫌がることがあります。外耳炎などにかかっているおそれがあるので、何か異変を感じたら、かかりつけの動物病院を受診してください。

犬の耳の穴のお手入れで、綿棒を使うのはNG!

綿棒で耳掃除している犬
綿棒の感触を嫌がる犬もいますが、耳アカを奥まで押し込んでしまったり、綿棒が奥まで入りすぎて耳の中を傷つけてしまったりする危険があります。綿棒を使って、犬の耳そうじをするのはやめましょう。

見える範囲でOK! 耳の奥まで拭くのは要注意

ぐいぐいしないで
きれいにしようと夢中になり、つい見えない部分の耳の穴の中まで、指をいれてグイグイ拭いてしまうことがあります。犬も敏感な部分に触れられると嫌がってしまうので、見える範囲だけでOKです。
ちなみに、耳を拭くタイミングは、耳に汚れがついたときだけでなく、耳をめくったら汚れていたときや、耳の縁が脂っぽく感じたときなどがおすすめです。また、耳の穴は月に1回くらいを目安に、定期的に拭いてあげることも大切ですよ!
参考/「いぬのきもち」2019年1月号『子犬に必要なしつけとお手入れを紹介!さいしょの一歩』(監修: 家庭犬しつけインストラクター SKYWAN!DOG SCHOOL 代表 井原亮先生)
文/ishikawa_A
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