愛犬が、以前よりも何かにおびえるようなしぐさを見せることが多くなったと感じることはありませんか? 今回は、成犬やシニア犬の「おびえ」に注目して、3人の飼い主さんの体験談とともに、その理由と先生からのアドバイスをご紹介します。
3才を過ぎてからちょっとした物音にも怖がるように!
体験談1:群馬県 Iさん(愛犬 トイ・プードル)
前までは平気だった、雷やサイレン・飛行機の低空飛行の音など、聞き慣れない音を怖がるようになり私のもとへ逃げてくるようになりました。以前、近くで雷が落ちてびっくりしたことがあるのですが、それが原因なのでしょうか。
アドバイス:フードをおやつを与えながら録音を聞かせてみて
もともと聞き慣れない音が苦手で怖かったことが考えられますが、雷の大きな音が、おびえる決定的な原因になったのではないでしょうか。そのような音にも慣れていかないと、怖がりが強くなってしまうこともあります。
フードやおやつを与えながら、雷の動画や録音した音を聞かせて、慣れる練習をしていきましょう。
クイズ番組の正解音を聞いただけで震え始めた!
体験談2:宮城県 Iさん(愛犬 ボーダー・コリー)
シニア犬になってから、テレビのクイズ番組の正解音におびえるようになり、愛犬が震えだすこともあります。それからは、雷や花火、屋根から雪が落ちる音にもおびえるようになりました。おもちゃで遊んだり外に出たりして気を紛らわせてもイマイチです。
アドバイス:外に出て気分転換・録音で慣れさせるなどの対処を
年をとって音などの刺激に弱くなったのでしょう。外に出て気分転換が出来ているようなら大丈夫です。ただし、おもちゃ遊びにものってこない、おやつも食べないようなら相当怖がっているのでしょう。こちらも、大好きなおやつを与えながら、正解音などを録音して聞かせるなど、慣れさせていきましょう。
飼い主さんの手が触れると驚くように!
体験談3:三重県 Sさん(愛犬 チワワ)
愛犬が7〜8才頃から、寝ているときやぼーっとしているときなどに、飼い主さんや家族が不意に当たるとびっくりするようになりました。びっくりした拍子に噛まれたこともあり心配です。
アドバイス:楽しいことを増やして安心と信頼を高めて
本来動物は、寝ているときに触られると襲われたと思うため、反射的にかみつくこともあります。年をとって反応が鈍くなった可能性もありますが、環境や飼い主さんに対して不安があるのでしょう。飼い主さんの手でフードを与えるなど、楽しいことをして、信頼度を高めてみてください。
年齢があがるにつれ「前はそんなことなかったのに急におびえるようになった」ということもあるのですね。愛犬が同じようにおびえることがあるようなら、ぜひ先生からのアドバイスを参考にしてみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2016年7月号『これって年齢のせい?それともほかに理由が?「愛犬の性格が変わった!?」にアドバイス』(監修:しつけスクール「Can ! Do ! Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。