愛犬の様子がいつもと違うな?前からこんなことあったっけ?と感じたことはありませんか?もしかしたら、大きな病気のサインかもしれません。今回は、手遅れになりがちな犬の病気についてご紹介します。
手遅れになりがちな病気って?
犬の病気には、気がつかないと手遅れになってしまう病気や進行が早い病気がたくさんあります。今回はその中から、3つの病気についてみていきましょう。
緑内障
緑内障は、失明の恐れもある病気です。症状に早く気がついて治療を行えば、良くなる可能性もありますが、進行してしまった緑内障は視力を失うこともあります。
症状
- 目の周りの毛が濡れている(涙が止まらない)
- 目やまぶたが腫れている
- 目の周りを触ると痛がる
- まばたきが多い
- 目を細めながらシュパシュパさせ、まぶしそうにする
- 元気がない
病気に早く気がつくために
緑内障は予防が難しく、特に急性の緑内障は、進行が早いので気がついた時には手遅れになりがちな病気です。症状に気がついたら病院に行き、定期的に眼圧検査を受けましょう!
慢性腎臓病
慢性腎臓病は、犬が年を重ねるにつれて腎臓の機能が低下して起こるため、症状が出るまでに時間がかかるので、飼い主さん気がついたときにはすでに手遅れのことも多く、治療が難しい病気です。
症状
- 多飲多尿
- 口臭
- ごはんを食べたがらない
- 元気がない
病気に早く気がつくために
慢性腎臓病の予防としてできることは、おしっこの量やお水を飲む量がどれくらいか、普段から気にしておくことと、定期的な血液検査を受けることです。
クッシング症候群
クッシング症候群は、ホルモンに関わる病気で、体のさまざまな機能に症状が出ます。ダックスフンドやプードルに多いといわれますが、どの犬種でも発症します。症状はさまざまで進行するまで気がつきにくく、生涯ずっと治療を続けることがほとんどです。
症状
- 多飲多尿
- 筋力が落ちる
- 皮膚に異常が出る
- お腹が膨らむ
- 苦しそうな呼吸をする
- さまざま神経症状が出る
飼い主さんができること
クッシング症候群は、症状に気がつくことが特に難しい病気の1つなので、今回紹介した症状や最近愛犬の様子が変かな?と感じたら、獣医さんに相談してみるとよいでしょう。
どんな症状でも、いつもと違う「あれ?」という違和感を感じたら、飼い主さんが判断せずに、獣医さんに相談する習慣をつけておくことが大切です。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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