これから小型犬をお迎え予定の方へ。今回は、幸せに暮らすために知ってほしい小型犬の年齢とライフプランについてご紹介します。
自分が何歳のころ、愛犬はどういう状態か、イメージできていますか?
子犬期・成犬期・シニア期、それぞれの年齢に応じたライフプランをしっかり立てて、愛犬とハッピーライフを送りましょう!
すでに飼っている人も、改めて確認してみてくださいね。
子犬期前半(2~4ヵ月)
小型犬の2~4ヵ月は、人の年齢に換算すると2~8歳くらいに当たります。
将来のために!「社会化」とよい生活習慣作りを
子犬はとても好奇心旺盛。警戒心が芽生える前のこの時期に、さまざまなものに慣れさせる「社会化」しつけを行いましょう。3回目のワクチンが完了するまでは「抱っこ」でお散歩をして、外の刺激にも慣らしていけるとベストです。また、「トイレ」や「ハウス」のしつけは子犬を迎えたその日から始めて、よい生活習慣を作っていきましょう。
子犬期後半(5~8ヵ月)
小型犬の5~8ヵ月は、人の年齢に換算すると9~13歳くらいに当たります。
基本のしつけと避妊・去勢手術の検討を
柔軟にいろいろなことを学べる時期。「オスワリ」や「マッテ」など、基本的なしつけを行いましょう。こうしたしつけは生活の中でのトラブル予防にも役立ちます。また、性成熟する前のこの時期に避妊・去勢手術を受けることで、生殖器系疾患のリスクを減らすことができます。将来、子犬を望まない場合は早めに検討しましょう。
成犬期前半(9ヵ月~3才)
小型犬の9ヵ月~3才は、人の年齢に換算すると14~28歳くらいに当たります。
生活にしつけを取り入れて、充実した毎日を!
まだまだやんちゃで落ち着きのない時期。子犬期に教えたしつけを日常生活に取り入れ、毎日の生活の中でトレーニングの復習をしましょう。また、若い犬たちは有り余るエネルギーを持て余すとイタズラなどの問題行動につながるケースもありますので、お散歩や遊びで上手に発散させてあげることが大切です。
成犬期後半(4~6才)
小型犬の4~6才は、人の年齢に換算すると32~40歳くらいに当たります。
日々のコミュニケーションを大切に!健康にも気を付けて
犬たちも落ち着きが見られる時期。しつけも落ち着いてきますが、そのぶんコミュニケーション不足になりがちなため、お出かけなど積極的に愛犬と関わる機会を作りましょう。また、犬種によってかかりやすい病気が出始める時期でもありますので、病気のサインについて予め知っておくことも重要です。
シニア期前半(7~10才)
小型犬の7~10才は、人の年齢に換算すると44~56歳くらいに当たります。
そろそろシニア。身体をいたわり始める時期
まだまだ見た目は若くても、徐々に体力が落ち老化が進んできます。いつもの遊びのほかに体力を使わず楽しめる、嗅覚を使ったフード探しゲームなどの遊びを取り入れると良いでしょう。また、日頃から愛犬の様子をチェックする、定期健診の回数や項目数を増やすなど、病気の予防・早期発見に努めましょう。
シニア期後半(11才~)
小型犬の11才~は人の年齢に換算すると、およそ60歳~に当たります。
毎日を楽しんで、目指せ健康長寿!
犬たちも本格的な“お年寄り”になってきますが、できることはやらせて犬自身の動きたい気持ちを大切にしてあげましょう。また、スキンシップを兼ねてストレッチやマッサージを行うのもおすすめ。無理せず楽しく、愛犬との毎日を過ごしましょう。
人よりも何倍も早く齢を重ねる犬たち。お迎え前から年齢に応じたライフプランについて知っておき、愛犬に幸せな一生を送らせてあげたいですね!
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『小型犬の年齢を人で換算!7才はもうシニア?ライフプランを立てよう』(監修:いぬのきもち相談室獣医師)
「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『犬の年齢は人間でいうと何才?~計算式や寿命、老化のサインなど~』(監修:いぬのきもち相談室獣医師)
文/terasato
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。