犬と暮らす
UP DATE
お散歩中の興奮や吠えにも役立つ!愛犬が落ち着く「神ワード」3選
愛犬の興奮や警戒心を一瞬ゆるめるのに役立つ「キーワード」とは?
何とかしつけたいと思っていても、結局愛犬を注意しリードを引っ張るようにして、もしくは愛犬を抱きかかえるようにして急いでその場から立ち去る……、というパターンも少なくないのでは?
意外と効果があるかもしれませんよ!
人に対して警戒して吠えるなら、先回りで「こんにちは!」
笑顔で明るく「こんにちは!」とあいさつをすることで、飼い主さんの前向きな感情が愛犬に伝わり、「あれ、この人は怪しまなくていいんだ」と愛犬が感じるように。
結果、愛犬の警戒心がゆるんで吠えにくくなる場合があるのです。
逆にいえば、他人とすれ違う際に、毎回「愛犬が警戒したらどうしよう、吠えたらどうしよう」とビクビクしていると、その気持ちが愛犬に伝わってしまい、余計に警戒心をあおってしまいますよ。
リードを引っ張るなどで興奮するなら、「苦手な名前」でトーンダウン
愛犬は、その名前やキーワードを聞いて我に返り、興奮が収まる場合も。
ただし、この方法は、何度も使うと慣れてしまい効果がなくなってしまいます。
その場の対応だけでなく、屋外でも飼い主さんの指示に従えるよう、しつけ直しも同時に行っていくようにしましょう。
ひと言「愛犬の名前」を呼んで、飼い主さんに気持ちを向ける
散歩中に愛犬が興奮したり警戒したりすると、焦ってつい「ダメ!」「イケナイ!」などと注意ばかりしがちですが、落ち着いたトーンで、ひと言「愛犬の名前」を呼ぶことで、愛犬の意識を飼い主さんに向けやすくなります。飼い主さんに注目させられれば、興奮や警戒心も一瞬ゆるむというわけです。
一瞬でも愛犬の気持ちを飼い主さんに向けられれば、続けて「オスワリ」「マッテ」「ツイテ」などの指示に従わせやすくなりますし、その場でおやつを与えて他人やほかの犬をやり過ごすこともできるようになりますよ。
ただこのとき気をつけたいのが、愛犬の名前の呼び方。
連呼してしまうとよけいに興奮や警戒心をあおってしまうので、1、2度だけ名前を呼ぶようにします。
日ごろから「愛犬の名前」を呼んで注目させるしつけを
そのためふだんから、その練習をしておきましょう。
繰り返すうちに、呼べば足元までくるようになるはず。
少しずつ愛犬との距離をあけて呼ぶようにし、遠くからでも呼ばれればくるように教えましょう。
また屋外でも、まわりに人や犬がいない状況で愛犬の名前を呼び、こちらを向いたらほめてごほうびを与えることを繰り返して。
いかがでしたか?
散歩中の興奮や警戒心は、なかなかコントロールが難しいですが、ふだんのしつけに加えて、とっさのひと言を知っておくと、いざというときに心強いですね。
参考/「いぬのきもち」2016年10号『しつけのGOODスイッチBADスイッチ』、初めて飼い主さんの「いぬのきもち」2017年3号『吠えない犬育成計画』、初めて飼い主さんの「いぬのきもち」2019年3号『さいしょの一歩』(監修:ナカムラ・ドッグ・スクール代表 中村太先生)
文/h.taco
UP DATE