犬と暮らす
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苦手な犬も多い「お留守番」 飼い主さんがいないときの気持ちは
今回、いぬのきもち獣医師相談室の先生に犬の本音を聞いてみることに! お留守番が苦手なコへのアドバイスももらいました♪
飼い主さんが出かけるとき、犬はどんな気持ち?
「飼い主さんが出かけるときの行動を、犬たちはわかるようになります。
たとえば鍵を用意したり、トイレに行ったりと、出かける前のしぐさで『もうすぐ留守番させられてしまう』と勘づき、寂しい気持ちになったり不安になったりします」
「また、犬はもともと群れで生活していたので、留守番はあまり得意ではないことが多いようです。しかしその場合も、留守番の時間を少しずつのばしたり、留守番の間におもちゃやおやつを与えたりするなど暇つぶしをさせてあげることで、徐々に慣れさせれてあげることができます。
留守番前に少しの時間でも散歩に出られて、排泄も済ませられればもっとよいですね。慣れてくれば、必ず飼い主さんが帰ってきてくれるとわかって、信じて穏やかに留守番してくれるようになるでしょう」
お留守番が上手になるポイントとは?
「留守番をさせるためには、まず留守番をさせる場所を確保しましょう。クレートやケージ、サークルなどを利用して、そのなかにいる練習します。
留守番する時間や犬の状態にもよりますが、たとえ、家の中をすべてフリーにする場合も、クレートやケージ、サークルなどを用意して行き来できるようにします。犬は広すぎる空間よりも、ある程度囲われているほうが安心してすごせるものなのです」
「長時間の留守番の場合は、サークルの中は犬が気持ちよくお留守番できるように、餌場、寝床、トイレを用意します。徐々に閉じ込める時間を長くして、いよいよ外出してみます。
後追いして鳴くこともあるでしょう。でも、声をかけたりしないで、外に出ます。このとき、罪悪感を持つ必要はありません。
『かわいそう』と思った飼い主さんの気持ちを読み取った犬は、余計に不安な気持ちになり鳴き続けるかもしれません。
留守番に慣れるための練習ですので、割り切って練習しましょう」
「成犬で慣れた犬の場合は、8時間ぐらいは留守番できると言われています。ただ、個体差もあるので、愛犬の様子を見ながら留守番の時間を調節してあげてください。もちろん、夏や冬など、厳しい季節には、
そしてお利口に留守番できたときは、充分に褒めてコミュニケーションをとりましょう」
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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