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もう噛まれたくない飼い主さんへ。犬のストレス、見直してみよう!

噛みの原因、もしかしたらストレスかも?

愛犬と暮らすうえで、困ってしまうのが「噛み」問題。手などをガブガブあま噛みされたり、お気に入りのクッションやソファなどを噛まれてボロボロにされたり……。頭を抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。でも、もしかしたらその「噛み」は、ストレスによるものかもしれません。

そもそも犬は人と生活するうえで、日々あらゆることをガマンしています。本来ならば自由に好きなものを噛み、好きなように寝て、好きなところで排泄し、自由に駆け回ってのびのびと生活できるところを、犬たちは飼い主さんの生活や人間社会のルールに合わせてくれているのです。もちろん人と犬が一緒に暮らすうえでは、他人や社会に迷惑をかけないことが前提ですが、不要なストレスはなるべく取り除いてあげたいもの。ここでは犬にストレスを与えがちな、飼い主さんのNGな接し方をご紹介します。

大前提として、体罰は絶対にNG!

まず、これはすべての大前提となりますが、「叩く」「殴る」「リードを強く引っ張る」などの体罰は絶対にNGです。犬に強いストレスを与えてしまいますし、場合によっては本気噛みなど、プロに相談しなければならないほどの問題行動につながってしまう場合もあります。

また、体罰のほかにも、「叱る」「起こる」「威圧的な態度で接する」など、犬を威圧するような行動もNGです。多くの飼い主さんは、愛犬と幸せに暮らしたくて犬を飼うことを決めたはず。犬が飼い主さんの顔色を窺ってビクビクしなければならないような環境は、犬にとっても人にとっても悲しいことです。飼い主さんに対する好感度や信頼度が下がり、犬に嫌われてしまいかねませんので、もし心当たりがある場合はすぐにやめたほうがよいでしょう。

かわいがりすぎ・かわいがらなさすぎはNG!

「愛犬をかまいすぎる」「かまわなさすぎる」「遊ぶ時間が足りない」「しつこくなでる」「しつこく写真を撮る」など、かわいがらなさすぎ・かわいがりすぎもNGです。適切な量は犬によって異なりますので、飼い主さんの目で見分けることが必要になりますが、なにごとも極端すぎるのはよくありません。かわいがっているときは犬が嫌がっていないかをよくチェックするとよいでしょう。

意外なストレスにも注意!

その他にも、
  • 人混みを歩かせる
  • にぎやかな来客
  • 寝ているのに触る
  • ゴハン中に触る
  • わしゃわしゃとなでる
  • 子どもの遊び相手にさせる

などは犬がストレスを感じやすいシーンです。人より体高が低い犬では、人混みを歩かせると蹴られそうになって恐怖を与えてしまいます。寝ているときやゴハン中など、無防備なときに触られるのもストレスに。また、予測不能な動きをしたり、大きな声を出したりする子供を苦手に思う犬は多いもの。力加減ができずに犬を触ることも多いので、犬にとっては強いストレスを与えてしまいます。

愛犬への接し方、見直してみよう!

いかがでしたか?日々の生活のなかで、もしかしたら意外と犬にストレスを与えてしまっていることもあるかもしれません。ご紹介したことを参考に、毎日の接し方を見直してみましょう!

※犬によってストレスの内容は異なります。この記事内でご紹介しているストレスはあくまでも一例です。
参考/『いぬのきもち』2018年10月号「意外なストレス30」(監修:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生、ぬのかわ犬猫病院中田分院院長 石田陽子先生)
写真/佐藤正之
文/影山エマ
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