犬と暮らす
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飼い主さんが好きだから…! 犬が見せる“ツンデレサイン”を知ってる?
例えば、大好きな人には口元をゆるませて笑顔を見せたり、しっぽを振って近づいてきたりしますね。そんな、わんちゃんが大好きな人に見せるしぐさの中でも、大好きな気持ちはあるのに、そっけなく見えてしまう“ツンデレサイン”というものもあります。
代表的な“ツンデレサイン”を3つ紹介しますので、わんちゃんの気持ちに気づくのに役立ててくださいね。
「お尻をくっつけてそっぽ向く」のは信頼しているから
しかし、実はそのしぐさ、大好きな人に見せる“ツンデレサイン”なんです。
もともと犬は、信頼する相手以外には自分の背中を見せたがらない動物なんです。けれども、飼い主さんに背中を向けてお尻をくっつける行動は、「あなたを信頼しています」という気持ちの表れ。飼い主さんのぬくもりを感じたくて、体の一部をくっつけているんです。
ひざの上にちょこんと乗ってきたりする分かりやすい大好きアピールではないですが、見逃さないようにしてあげてくださいね。
「呼びかけてもしっぽを振るだけ」なのは気のおけない間柄だから
しかし、そんなしぐさも実は“ツンデレサイン”。
わんちゃんが大きな反応をしないのは、「飼い主さんなら分かってくれる」としっかりした関係性を築けているから。ふだんのコミュニケーションができているので、しっぽをひと振りするだけでも気持ちが伝わるとわんちゃんは思っています。長年連れ添った夫婦のように、気のおけない間柄だからこそできるしぐさなんです。
呼びかけて駆け寄ってきたり、笑顔(口元をゆるめたりする)に比べると大きな反応ではありませんが、見逃さないようにしてあげてくださいね。
「抱っこすると身じろぎして体勢を直す」のはもっと抱いてほしいから
わんちゃんは「もっと飼い主さんに抱っこされていたい」と思っているので、自ら抱かれやすいように体勢を整えています。また、一度居心地がいい体勢になれば、そのまま飼い主さんのひざの上でゆっくりできるとも考えています。
「抱っこすると身じろぎして体勢を直す」のは、一見すると嫌がっているように見えますが、飼い主さんに抱っこされるのが大好きなわんちゃんが見せるしぐさです。
“ツンデレサイン”は、そっけなく見えてしまいがちですが、飼い主さんとの信頼関係ができているからこその行動です。
参考/「いぬのきもち」2017年4月号「愛犬の大好きサイン&ツンデレサイン」(監修:東京農業大学農学部バイオセラピー学科教授。獣医師、獣医学博士 増田宏司先生)
文/UTAにゃん
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