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災害時に愛犬と避難するには…? 日ごろから意識したい3つの心がけ

「同行避難」とは、災害時に飼い主さんがペットを連れていっしょに避難すること。
環境省や各自治体では、原則として同行避難をすると定めていますが、状況によっては対応が難しい場合も。
災害現場で愛犬を救うには、やはり飼い主さん役割がとても大きいのです。
今一度、愛犬と同行避難するときは、どんなことを心がけておけばいいのか確認してみましょう。

最寄りの避難所や集合場所について話し合おう

指定の避難所の場所はどこか、どうやって行くのかなど、事前に家族で話し合っておくと、災害時に別々の場所にいても集まりやすいでしょう。
また、建物の倒壊などで道が通れなくなることもあるので、いくつかのルートを確認しておくといいでしょう。
実際に家族や愛犬といっしょに避難所まで行く練習をしておくと◎。

飼い主さん同士で助け合おう

災害の規模によっては、公的な支援が始まるまで数日かかることもあり、その数日間は自分たちで乗り切らなければなりません。自治体職員やボランティアの方も、まずは避難してきた「人」への対応で精いっぱいと考えましょう。

災害時は、人と人との助け合いがとても大切ですが、飼い主さん同士でも同じことが言えます。飼い主さんたちが協力して、ペット飼育スペースを定期的に清掃したり、排泄場所を消毒したりするなど、まわりへの配慮を示すことで、犬も人も過ごしやすい避難生活を送ることができます。
散歩や排泄、健康管理などペットの日常の世話はもちろんですが、配給された物資やフードの確保、飼育場所の管理をするのも飼い主さんたちの役割です。

ペットにまつわる避難所運営の中心は、動物を連れてきた飼い主さんたちだったというケースも少なくありません。できれば、近所に住む犬の散歩仲間など、日ごろから仲よくしているメンバーで「もしも」のことを話し合っておきたいもの。
被害が少なかった人の家に動物を預け、物資を持ち寄って共同で動物の世話をするなど、助け合いで災害後の生活を乗り切ったケースもあります。

愛犬の健康状態を気にかけよう

災害時は、人だけでなく犬も体調を崩しやすいので、いつもより気をつけてあげたいですよね。見た目ですぐにわかるようなケガをしていなくても、次のような症状が出ているときは、何かしらの異常が疑われます。
すぐに動物救護所などに相談するようにしましょう。

□ 背中の皮をつまんでみて、戻りが遅いようなときは脱水症状を起こしている可能性も
□ 「あっかんべー」をしたときのまぶたの裏や、歯ぐきの状態をチェック。目や口の内側が白くなっていると、貧血の症状が疑われます
□ 食べなくなる、震えている、目がうつろ、よだれが多いなどはショック症状や熱中症などが疑われます
いかがでしたか?
ふだんから災害に備えておけば、いざというときにも慌てずに済むので、今回紹介したポイントをぜひチェックしてくださいね。

参考/「いぬのきもち」2017年『愛犬の緊急時対策マニュアル』(監修:特定非営利活動法人アナイス理事長 平井潤子先生)
イラスト/石山綾子
文/UTAにゃん
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