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防災グッズだけじゃダメ⁉ 災害時に役立つ“愛犬手帳”って何⁉

皆さんは、愛犬のために、災害が起きたときの準備をしていますか? 愛犬と避難するときのことを考えて、フードやペットシーツなどの日用品や防災グッズを準備している方も多いのではないでしょうか。もちろん備蓄品の準備も大切ですが、愛犬の情報をまとめておくことも重要です。
そんなときに役立つのが、愛犬の情報を記入した“愛犬手帳”。早速ですが、どんなことをまとめればいいのかお教えしましょう!

緊急時の連絡先を記しておこう

災害時は、大きな災害にあったショックや日常と違う環境で過ごすことによるストレスから、人も犬も精神的に不安定になる状況が続きます。
ふだんなら思い出せたことが思い出せない、冷静に判断できない、といった場合に備えて、あらかじめ災害時に必要になる連絡先を控えておくと安心です。
また、手帳に記すことで家族間でも情報を共有できるので、スムーズに話を進めることができるでしょう。

【記しておきたい緊急時の連絡先】
▪かかりつけの動物病院名、住所、電話番号
▪夜間、緊急時の動物病院名、住所、電話番号
▪飼い主さん自身の氏名、住所、電話番号、Eメールアドレス
▪愛犬と避難できる最寄りの避難所名、住所、地図

愛犬のプロフィールを書いておこう

大きな災害に見舞われ、愛犬とともに避難しなければならないとき、避難所は主な生活の場となります。様々な人が集まる避難所では、愛犬のことを知らない人も多いですし、ほかにも犬が避難しているかもしれません。また、避難所によっては、愛犬の世話を手伝ってくれるボランティアスタッフがいることもあるので、愛犬のことを伝える機会はいつも以上に増えるでしょう。
知らない人でも愛犬のことがわかるようにしておけば、避難所でも愛犬のことをスムーズに伝えられますし、“犬違い”などのトラブル防止にも役立ちます。手帳には、下記のように、具体的に愛犬のことを記しておきましょう。

【記しておきたい愛犬のプロフィール】
▪名前
▪生年月日
▪犬種
▪性別
▪マイクロチップの有無
▪鑑札登録番号
▪性格

【記しておきたい愛犬の体の特徴】
▪体重
▪体長
▪体高
▪被毛や柄の特徴
▪しっぽの特徴、形
▪耳の特徴、形
▪目の特徴、色
▪鼻の特徴、色
▪肉球の特徴、色
▪首輪の特徴、色

これらのことを手帳に記入するほか、愛犬の写真があれば、より分かりやすくなります。
愛犬と一緒に写っている写真を手帳に貼っておくといいでしょう。

愛犬の健康面も書いておこう

避難所では、ボランティアスタッフが愛犬の世話を手伝ってくれる場合があるほか、獣医師が愛犬の診察をしてくれることもあります。ふだんから手帳に愛犬の健康面についての記録しておけば、口頭で説明するよりもスムーズに獣医師に伝えられます。下記の項目について手帳に記録しておくほか、健康面について気になったことがあれば何でも書き込んでおきましょう。

【記しておきたい健康面のこと】
▪狂犬病予防の記録
▪フィラリア予防の記録
▪ノミ・ダニ予防の記録
▪その他ワクチンの記録
▪去勢・避妊の有無(済んでいれば年月日も)
▪病気・手術の記録
▪アレルギーの有無
▪療法食の有無
▪常備薬の有無
▪フードの量や回数
▪散歩の回数や運動量
▪その他
いかがでしたか?
今回紹介したことを“愛犬手帳”に記入しておけば、災害時でも慌てずに避難することができるでしょう。災害に備えて、ぜひ“愛犬手帳”を準備しみてくださいね!

参考/「いぬのきもち」2017年『愛犬の緊急時対策マニュアル』(監修:特定非営利活動法人アナイス理事長 平井潤子先生)
イラスト/石山綾子
文/UTAにゃん
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