犬の口の周りは、食べ物や飲み物だけでなく、ヨダレなどの分泌物などでも汚れてしまいがちです。今回は、犬の口の周りのお手入れ方法について、写真つきでわかりやすくご紹介します。きちんと拭き取って愛犬の口の周りを清潔に保ちましょう。
犬の口の周りを拭くタイミングは?
犬の口の周りを拭くタイミングは、食後や水を飲んだあとや、口のまわりの汚れ、濡れているのに気づいたとき。ただし、「ヨダレやけ」がある場合は、一日に何度も拭く必要があります。
口の周りを拭くときに使用するもの
・コットン
水などで湿らせて使います。細かい場所を拭くのに便利。
・濡らして絞ったタオル
タオルを濡らし、毛が湿らないように固く絞ります。
・犬用ウエットシート
部分拭きに使いやすい大きさで、適度に濡れているため汚れが落ちやすいといえます。
口の拭き方の手順をご紹介♪
1.鼻側から口角に向かって拭く(左右それぞれ)
まずは犬を後ろ側から支えるように抑え、鼻側から口角に向かって優しく拭きます。ウエットシートを滑らせるように、左右それぞれを片側ずつおこないます。
2.固まった汚れは押さえてふやかす
食事のときの汚れなどは、時間がたつと固まってしまいがち。固まった汚れは、よく湿らせたウエットシートを使って、上から押さえてふやかしてから拭き取りましょう。ゴシゴシ擦ってしまうと嫌がってしまうことがあるので注意が必要です。
3.あごの下も忘れずに
あごの下は飼い主さんから見えにくい場所ですが、汚れが付きやすい部分です。あごから首に向かって、ウエットシートを滑らせるように拭いていきましょう。拭き忘れが多いので、念入りにおこないます。
4.口の上の部分は、口角から鼻に向かって拭く
口の上の部分は、鼻側から口角に向かって左右それぞれを優しく拭いていきます。愛犬の口の大きさに合わせてウエットシートを小さく折り畳んでから拭くと、やりやすいです。
犬が嫌がるNGな拭き方とは?
正面からウエットシートを広げて近づこうとすると、怖がってしまう犬もいます。また、ウエットシートを広げた状態で鼻をまたぐように雑に拭いてしまうと、不快で嫌がる場合も。鼻側から口角に向かって、左右それぞれ別々に拭くようにしましょう。
口のまわりの汚れをそのままにしてしまうと、ニオイや変色の原因となることがあるため、しっかりと拭き取ってあげることが大切です。
参考/「いぬのきもち」2019年1月号『子犬に必要なしつけとお手入れを紹介!さいしょの一歩(しつけ)食フン・マーキング・食欲 犬の生態を踏まえた困りごと解決』(監修:家庭犬しつけインストラクター SKYWAN!DOG SCHOOL」代表 井原亮先生)
文/AzusaS
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。