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犬にあえて「噛ませる」ことで、噛みグセを直せるって知ってた?

噛みたい欲求を逆手にとって、噛みグセを直してみよう!

犬が「何かを噛みたい」と思うのは狩猟本能のひとつで、やめさせるのはなかなか難しいもの。
また子犬期は、何でも噛みたがる時期!何でもかんでも甘噛みするので、対応に手を焼いている飼い主さんもいることでしょう。
なかなか厄介な愛犬の噛みグセですが、対策としては、噛まれて困るものは片づけて、噛んでいいものだけを与える、というのがセオリー。
しかし、現実としてそれが実践できない場合もありますよね。
そこで今回は、愛犬に“あえて噛ませる”ことで噛みグセを直す方法をご紹介します。

「噛んだらマズ~イ!」作戦で噛みグセを直す!

まずは、市販されている「しつけ用苦味スプレー」を使った作戦をご紹介します。
「しつけ用苦味スプレー」とは、犬がなめるとまずいと感じる味がついたしつけスプレーです。
このようなしつけスプレーは何種類か市販されているので、愛犬に効くタイプを探して使うといいでしょう。

人の手を噛むときは、「手の甲マズ~イ!」作戦

愛犬と接する直前に、手の甲にしつけスプレーをかけます。
このとき手の“平”側にかけてしまうと、人の手が嫌いになるなどの悪影響を引き起こしかねないので、手の“甲”にのみスプレーするようにします。

その後、いつも通り愛犬と接しているときに、愛犬が手を噛んだりなめたりしたら、「嫌な味がする!」と学習し、以降手を噛まなくなるのです。
ちなみに、犬がじゃれて手などに噛みついたとき「痛い!」などと叫ぶのはNGです。
犬はその反応がおもしろくて、また噛むようになることがあるからです。
噛まれたら、無言でその場を離れるようにし、次回からは上記の“マズ~イ”作戦を決行しましょう。

モノを噛むときも、「コレ、マズ~イ!」作戦

スリッパなどの物を噛む場合は、それが湿るほどたっぷりしつけスプレーをかけます。
このとき、犬はハウスに入れておくなどして、スプレーしている様子を見せないようにしましょう。
 
犬が見ているところでスプレーすると、警戒されたり、「飼い主さんがスリッパをまずくしているんだ!」と、飼い主さんに対して悪い印象をもたせてしまう可能性があります。
また、スリッパなどの小物を噛む場合、「ダメ!」と叱りながら急いでそれを取り上げようとしないこと。
愛犬は「大事なものを取られまい!」と、慌ててそれを持ち逃げしたり、飲み込んでしまったり、もしくは飼い主さんに対して攻撃的な態度をとるようになる可能性もあります。

「噛んでいいものでいっしょに遊ぼう!」作戦で噛みグセを直す!

犬が噛みたいと思うのは本能のひとつなので、全て「噛んだらダメ」ということにしてしまうとストレスがたまります。
噛まれて困るものは、上記のとおり「まずく」して噛ませないようにしたり、片づけて物理的に噛ませないようしますが、逆に噛んでいいものはとことん噛ませて、本能を満たしましょう。
たとえば、ロープおもちゃやペット用のぬいぐるみなど、引っ張りっこに適したおもちゃを噛ませていっしょに遊べば、噛みたい欲求が満たせるだけでなく、飼い主さんといっしょに楽しむことができるので、ストレス発散になり、余計なものを噛むクセを直すことに役立ちます。

いかがでしたか?
愛犬の噛みグセは、飼い主さんが先回りして対策するのと同時に、あえて噛ませることで効果的に直していくようにしましょう!

参考/初めて飼い主さんの「いぬのきもち」2016年1月号『ダメイイコ正しい伝え方』(監修:Can! Do! Pet Dog School代表 西川文二先生)
文/h.taco
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