犬と暮らす
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プロ直伝! 愛犬の吠えをその場で止められるスゴワザって?
そんな状態のとき飼い主さんはどのように対処すればいいのでしょうか。興奮のレベルに応じてうまく対処していきたいですね。
チャイムの音に吠え続けるときは?
日ごろから愛犬が大好きなおやつやおもちゃを見つけておくと役立ちます。また、よいニオイがする新しおやつや、音がする新しいおもちゃなども犬を惹きつける効果が大きいです。愛犬がおやつやおもちゃに集中すれば、吠えることはそっちのけになります。実際、おやつを食べたり、おもちゃをくわえたりすれば、物理的にも吠えることができなくなります。
また、チャイムの音に吠えやすいことがあらかじめわかっている場合は、取り出しやすい場所におもちゃやおやつを置いておきましょう。できれば、愛犬が吠えそうなそぶりを見せた時点で止められると理想的。吠えないことを習慣づけられるといいですね。
散歩中、ほかの人や犬に対して吠えるときは?
おやつなどで愛犬を誘導し、愛犬が吠えないところまで遠ざかりましょう。愛犬が興奮して吠えそうな対象がわかっている場合は、あらかじめそうしたものに近づかないようにしましょう。散歩中、愛犬が吠えそうなものには飼い主さんが前もって気づいて、コースを変えて、吠えることを繰り返させないようにしましょう。
万一、愛犬が興奮しやすい人や犬などが近づいてきてしまった場合は、愛犬の興奮が始まる前にアイコンタクトやオスワリなどの指示を出し、愛犬の注目を飼い主さんに向けるように誘導。ほかの人や犬に関心が向かないようにするのもひとつの方法です。
愛犬が吠えたとき、飼い主さんがまずすべきことは、その原因である刺激を取り除くこと。刺激を受けないようにほかのものに気をそらせるようにしたり、刺激の原因を取り除いたり、原因となるものから物理的に遠く離れることです。そうして、犬が繰り返し吠えるのをストップしましょう。
参考/「いぬのきもち」2017年8月号『犬の興奮メーター、どう下げる!?』(監修:井原 亮先生 SKYWAN! DOG SCHOOL代表)
文/犬神マツコ
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