暑い季節になると、愛犬の体のべたつきが気になったり、水遊びの機会が増えたりして、シャンプーやドライの回数が増えるという飼い主さんもいるでしょう。シャンプーやドライはある程度時間のかかる作業なので、回数が増えるとちょっと大変ですよね……。
そこで今回は、犬のシャンプー&ドライをスムーズに行う裏ワザをご紹介します!
シャンプーをスムーズに行う3つの裏ワザ
シャワーヘッドを外して洗う
シャワーから四方八方に出るお湯や音が苦手で、シャンプーを嫌がる犬も少なくありません。
そんなときは、シャワーヘッドを外して使ってみましょう。シャワーヘッドが外せない場合は、泡立てネットをシャワーヘッドに当てて使うと、しぶきが上がらず音も出にくくなりますよ。
シャンプー直前にリンス水で十分濡らす
抜け毛が多い犬は、リンス液を20~30倍のお湯でといて“リンス水”を作り、シャンプーをする前にそのリンス水で犬の全身を十分に濡らしてあげましょう。
それからブラッシングをして抜け毛を取ると、いつものシャンプー時間が短縮されます。また、抜け毛の量が減るので、ドライも楽になるはずですよ。
頭を洗うときはシャワーを後ろから近づける
頭や顔を流すときに、愛犬が嫌がって時間がかかるという飼い主さんも少なくないはず。その場合は、シャワーヘッドを頭部から近づけ、前に向かって静かに動かして流すのがおすすめ。お湯が不規則に飛び散らないので、嫌がりにくくなります。
なお、シャワーヘッドは左右に振らないよう注意し、あごを少し上げて鼻に水が入らないようにしましょう。
ドライをスムーズに行う4つの裏ワザ
部屋の隅に置いたローテーブルに犬をのせて乾かす
個体差はありますが、犬は高い所にのせるとおとなしくなることがあります。ドライヤーを嫌がるなど、ドライがはかどらない場合は、ローテーブルの上にのせてみるとよいでしょう。
その際、ローテーブルを部屋の隅に置くと、犬が落ち着きやすくなります。滑り止めのタオルも忘れずに敷いてあげましょう。
ドライヤーを徐々に近づける
ドライヤーが苦手な犬の場合、最初は少し離れた場所からドライヤーの風を送ってみましょう。それから徐々に近づき、最終的には犬の体から20~30cm離して、直接風を当てるようにしてください。
2人1組になっておやつを与えながら行うのも手です。
目と耳にタオルをかけてドライヤーを当てる
目と耳が隠れるように、頭全体にタオルをかけてドライヤーを当てると、周囲が見えず音も聞こえにくくなるのでおとなしくなり、作業がスムーズになる場合が。
ただし、鼻と口はふさがないよう注意してください。
タオルドライ後はキッチンペーパーで仕上げ
タオルドライの後、キッチンペーパーで仕上げ拭きすると、乾かす時間の短縮につながります。拭くときは、ペーパーを体に当てるようにするのがポイント。顔周りや足先などの細かい部位に残った水分を吸い取るのにも役立ちますよ。
裏ワザを実践し、スムーズなお手入れを!
ここでは、シャンプー&ドライをスムーズに行う裏ワザを7つご紹介しました。ただし、いくら暑い季節とはいっても、シャンプーのしすぎは犬の健康に悪影響を与えるといわれているので、回数には注意しましょう。
ぜひ裏ワザを実践し、愛犬・飼い主さんともにストレスのないお手入れを行っていってくださいね!
参考/「いぬのきもち」2017年1月号『しつけ、健康、お手入れ……知って得するテクニックを公開します!愛犬のお世話の裏ワザ大全』(監修:一級建築士 トリマー トリミングサロン「HONDEHOK」運営 二村陽子先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。