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ストレスで吠えているのかも? そんな愛犬に効果的なワザ3つ

実は、わんちゃんが吠えてしまうのは、ストレスが原因となっていることを知っていますか? 家庭に迎え入れられたわんちゃんが人間社会で生活するとなると、さまざまなストレスを感じています。
ブラッシングなどのお手入れ、留守番、苦手な人やほかの犬との触れ合いなど、さまざまなストレスがありますが、わんちゃんは人のように口で「嫌だ」とは言えません。なので、気持ちを伝える代わりに吠えているのです。
ここでは、3つのシーンを例に、わんちゃんが吠える理由とその対処法を紹介します。

動物病院に連れていくと吠える

人でも病院が嫌いな方は多いですが、動物病院が苦手なわんちゃんも少なくありません。
薬品や消毒液といった独特のニオイや、以前受診したときのことを覚えていたりと、動物病院に対してストレスを感じて、吠えてしまうのです。
動物病院は、わんちゃんが体調不良のときだけでなく、日ごろの健康診断やワクチン接種などでお世話になることが多い場所。わんちゃんが嫌がるからといって、行かないわけにはいかないですよね?

そんなときは、動物病院の前でおやつを食べさせてみましょう。院内には入らず、入り口前でわんちゃんの口元へおやつを出してみてください。食べられるようならそのまま院内に入っていき、食べない場合は引き返します。これは、わんちゃんが強いストレスを感じていると、目の前におやつがあっても食べられないからです。わんちゃんが食べた場合でも食べなかった場合でも、何度か繰り返して「動物病院は怖くないところだよ」と教えてあげましょう。

わんちゃんを留守番させると吠える

留守番は、飼い主さんがいなくなったように感じて、わんちゃんのストレスになることが。わんちゃんは、飼い主さんがいないことに気づいてから30分ほどは、不安を感じやすいといわれています。吠えるのは、「飼い主さん、どこにいるの⁉」という気持ちの表れです。

わんちゃんが吠えずに留守番できる“イイコ”になるためには、「フセ」をさせてから部屋を出ていく方法が効果的です。
まずは、わんちゃんを「フセ」によって落ち着かせます、飼い主さんが部屋から出ていく姿を見せます。はじめのうちは、部屋を出たらすぐに戻ります。わんちゃんが落ち着いて待っていられたら、おやつを与えながらほめてあげてください。こうすることで、わんちゃんは「飼い主さんは必ず戻ってくるんだ!」と学習でき、ストレスを軽減することができます。何度か繰り返していき、飼い主さんが不在の時間を5分、10分と少しづつ延ばしていくことができれば、お留守番で吠えることも少なくなるでしょう。

知らない人に吠える

飼い主さん以外の人と触れ合ったことが少ないわんちゃんは、人に対して不安を感じて吠えてしまうことがあります。仲よくさせようとして、いきなり人に近づけたりすると、ますますストレスがかかってしまうのでNGです。まずは、わんちゃんがリラックスできる自宅で、人と触れ合うトレーニングをしてみましょう。

最初は、知らない人がいてもおやつを食べられるか、トライしてみます。このとき、怖がらずに食べられるようなら、ニオイをかがせたり、知らない人から直接おやつを与えてもらい、徐々に苦手意識を克服していきましょう。
もし、食べずにすぐに逃げ出してしまう場合、無理に近づけるのはストレスのもとです。わんちゃんのいる場所におやつを投げて、食べさせてみましょう。わんちゃんが少しずつ近づくことを目標に、投げる距離を徐々に短くしていくと、わんちゃんのストレスになりにくいです。
これらの方法で知らない人に慣らしていき、いろいろな人からおやつをもらえるようになると、どんんどん慣れていきますよ。
いかがでしたか?
ちなみに、わんちゃんがストレスを感じ始めると、体をブルブルと振ったり、舌をペロリと出したり、後ろ足で首をかいたりする「カーミングシグナル」と呼ばれる行動をします。
これは、これは、わんちゃんが自分で恐怖心や不安でこわばった体をストレッチしたり、気持ちを落ち着けようとするためです。
わんちゃんが吠える前には、何かストレスを感じていることがほとんど。
「カーミングシグナル」に飼い主さんが気づけることも、吠え予防に役立ちますので、参考にしてくださいね☆

参考/「いぬのきもち」2017年9月号「犬にいいストレス 悪いストレス」(監修:しつけスクール「Can! Do! Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/UTAにゃん
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