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専門家の解説つき!「イマドキ犬」の人みたいなこだわり
犬が人とともに暮らし始めてから2万年以上――。近年では、野性味や警戒心が薄く、どこか人っぽい「イマドキ犬」が増えているそうです。
そこで今回は、飼い主さんに聞いた、まるで“人みたいなこだわり”をもつ「イマドキ犬」たちのエピソードを、専門家の今泉先生の解説とあわせてご紹介します!
①お肉よりも野菜が食べたいんです!
まずご紹介するのは、ポメラニアンのクルミちゃん(6才)の“人みたいなこだわり”。
ブロッコリーが大好きなクルミちゃん

目の前にお肉があっても……

ブロッコリーを出されると、駆けつけてしまうのです!

「子犬時代の経験がそうさせているのでしょう」
「もともと野生の犬は肉食でしたが、最近では野菜が好きな犬も増えているようです。好きな食べ物は子犬時代に決まることが多く、ブロッコリーなどの野菜好きな犬は、子犬時代に食べた経験があったのでしょう」(今泉先生)
②枕を使わないと寝れないんです!
お次は、チワワのめえめちゃん(1才)の“人みたいなこだわり”をご紹介します!
飼い主さんの布団でいっしょに寝ているめえめちゃん

夜中にこっそりと移動して、飼い主さんの枕を独占しちゃうんです!

「自分のことを人だと思っているのかも」
「そもそも犬は、布団や枕を使って寝ようとは思いません。めえめちゃんは、自分を人だと思っていて、飼い主さんと同じように枕を使って寝たいのかもしれませんね」(今泉先生)
③ゴハンを食べる時間は、自分で決めたいんです!
最後は、トイ・プードルのくりまるくん(1才)の“人みたいなこだわり”です!
飼い主さんがゴハンを出しても食べないくりまるくん

家族が食べている姿を見て、自分も食べたくなっちゃうんです!

「安心感をもった、飼い犬ならではの行動かも(今泉先生)」
「本来、犬は出されたものはすべて食べきる動物。出してもすぐに食べないのは、『いつでもゴハンが食べられる』という安心感をもった、飼い犬ならではの行動かもしれませんね」(今泉先生)
愛犬も「イマドキ犬」かも……!?

ここでは、3つの「イマドキ犬」のエピソードをご紹介してきました。
飼い主さんの中には、“うちの子も「イマドキ犬」かも……”なんて、気になった方もいるのではないでしょうか?
愛犬の「イマドキ犬」度をチェックしてみよう!
以下の項目に2つ以上当てはまったら、愛犬は「イマドキ犬」の可能性大! ぜひチェックしてみてくださいね。
「イマドキ犬」度チェック項目
- 肉よりも野菜のおやつが好き
- ゴハンは5分以上かけてゆっくり食べる
- 散歩に行かなくてもイライラしない
- おもちゃではあまり遊ばない
- 人の寝具を使って寝る
- 知らない場所でもリラックスできる
- あまり吠えない
- おなかを出して寝る
- 大きな音がしても気にしない
犬っぽくないけれど、どこか憎めない「イマドキ犬」たち――。みなさんの愛犬は、「イマドキ犬」ですか?
参考/「いぬのきもち」2019年6月号『“吠えたい”と思わない!肉よりも野菜のほうが好き!犬だけど犬どこか人っぽい!?イマドキ犬のきもち』(監修:哺乳類動物学者 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/ハセベサチコ
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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