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車酔いする愛犬をラクにしたい! 実はトレーニングで改善できる

みなさんは、乗り物酔いをしたことはありますか? 車や船、遊園地のアトラクションに乗ったときに、めまいがしたり、気持ちが悪くなったりしたことがある方も多いのではないでしょうか。実は、犬も乗り物酔いをすることがあるんです。
「車で出かけたら、車酔いで吐いてしまった」、「車酔いになったことで、車嫌いになってしまった」などなど、実は車が苦手な犬も多いんです。犬の車酔いはトレーニングで解消できるので、その方法を解説しましょう。

車に慣れさせる方法はこれ!

そもそも、犬が車に慣れていなければ、ストレスを感じてしまい、快適なドライブができません。犬がソワソワして落ち着かなかったり、怖がったりしている場合は、車に乗ること自体に慣れさせてみましょう。

いきなり車に乗せてトレーニングする前に、まずは散歩や排泄を済ませておきましょう。すると、犬がリラックスしやすくなり、慣れやすくなります。散歩や排泄が終わったら、車の中で犬をなでたりほめたりして、車によい印象を持たせます。犬が興奮したり、怖がったりすることがあるので、まずは停車中の車内で行います。

しだいに慣れてきて、興奮や不安が大きくないようであれば、15分ほどのドライブにとどめ、降りた場所で散歩などの楽しいことをします。そうすることで、わんちゃんが「車に乗ると楽しいことがある」と覚えるので、より車に親しめるようになるでしょう。

わんちゃんの車酔いのサイン

犬が車酔いをしたときには、下記のようなサインが見られることが多いです。
  • あくびをする
  • ヨダレがたくさん出る
  • 息づかいが「ハァハァ」と荒い
  • 嘔吐する
犬の車酔いは薬で軽減できることもあるようです。車に乗るたび、上記のサインが頻繁にみられるようなら、動物病院で相談してみましょう。また、犬が車酔いをしやすいなら、車に乗る前(3時間程度)に食事を与えないようにゴハンのタイミングを調整しましょう。

車酔い対処法① いったん停車して車内で慣れさせよう

ここからは、犬が車酔いをしてしまった場合の対処法を紹介します。

路面や交通状況によっては、車が揺れたり、頻繁にブレーキとアクセルをかけたりすることもあり犬が酔いやすい状況になってしまうこともあります。「犬が車酔いをしているかも」と思ったら、まずは安全な場所に車を停めて様子をみましょう。

このとき、犬をクレート(ハウス、キャリーケース)から出し、飼い主さんが抱っこをしたり、優しく声をかけたりすると、リラックスできるようになり効果的です。
犬が落ち着いてきたら、クレートに戻して同じように慣れさせましょう。

車酔い対処法② 窓を開けて換気をしよう

犬の車酔いの原因のひとつに、“車内のニオイ”があります。家の中と違い車内はニオイがこもりがち。定期的に車内を換気することで、犬の車酔いを防ぐことができることも。走行中なら車を停車させて換気をしてみましょう。このときエンジンはかけたままで大丈夫です。

また、犬がこれまでに車酔いをしたことがあるなら、タバコや芳香剤など、強いニオイがするものはなるべく車内には置かない方がいいでしょう。

車酔い対処法③ 嘔吐に備えてタオルを敷こう

犬が車酔いしやすかったり、すでに車酔いの兆候が見られるようなら、犬と車を降りて休憩したり、窓を開けて換気して、車酔いを軽くするのが一番です。
しかし、道路や交通状況によっては停車できない場合も。そんなときは、クレートの下にタオルを敷いておきましょう。犬が嘔吐してしまった場合でも、車内に汚れが残りにくくなりますし、飼い主さんも慌てずに済むので運転に集中しやすくなります。

犬をクレートに慣れさせておけば、緊張感が和らぐので車酔いの予防になるので、できればふだんから慣れさせておきたいところです。また、犬が進行方向を向いていた方が車酔いしにくい場合があるので、クレートの向きを見直してもよいかもしれません。
いかがでしたか?
ふだんあまり車に乗らない犬を、長時間のドライブに連れていくのはあまり好ましくありません。愛犬と車でドライブに出かけるなら、移動時間がどれくらいかかるのかなどを考えてプランを立ててみてくださいね☆


参考/「いぬのきもち」2019年2月号「さいしょの一歩 犬連れドライブをもっと楽しく」(監修:日本動物病院協会認定家庭犬インストラクター 戸田美由紀先生)
文/UTAにゃん
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