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キャベツやレタスは犬に与えてもOK? 注意点も解説
葉物野菜って犬に与えてもいいの?どうやってあげたらいいの?この記事では、いぬのきもち相談室の獣医師が、葉物野菜に関する質問にお答えします!
犬にキャベツやレタスなどの葉物野菜を与えてもよい?

回答:キャベツやレタス、白菜、セロリなどの葉物野菜は、ビタミンや食物繊維、水分を多く含んでおり、水分補給やおやつ感覚で与えることができます。
他にも、ほうれん草はビタミンやミネラル、鉄分も豊富ですし、小松菜はビタミン類やβカロテン、食物繊維が豊富で肝臓の働きをサポートしてくれます。
ただしニラを犬に与えるのはNG!
ニラは緑黄色野菜の一つですが、βカロテンやカリウムなど豊富な栄養素の他に、硫化アリルという成分を含んでおり、犬が摂取すると赤血球が破壊されて、重度の貧血を引き起こす可能性があります。硫化アリルは茹でても壊れないので犬に与えるのはNGです。
葉物野菜を与える際の注意点は?

回答:例えば、キャベツには整腸作用がありますが、生だと消化不良や嘔吐をすることがあるので、さっと茹でて刻んであげるとよいでしょう。
ほうれん草や小松菜には、シュウ酸カルシウム結石の原因となるシュウ酸が含まれているため、生ではなく茹でて水にさらしてから与えるようにしましょう。過去に尿路結石症を発症したことがある犬は、野菜に含まれている成分を確認することが大切です。
与えすぎに注意!トッピング程度で

犬にとって必要な栄養素はドッグフードで摂取できるため、野菜を無理に与える必要はありませんが、犬に野菜を与えることで、ビタミンや食物繊維などの栄養を補える、皮膚の健康維持、便秘解消、ダイエット中の犬にご飯をかさましできるなどのメリットがあります。
ただし、葉物野菜には食物繊維や水分が多く含まれており、消化されずに便にそのまま出てきたり、与えすぎると下痢をしたり、栄養が偏ってしまう可能性もあります。野菜は食事量の20%以下のトッピング程度で少量にして、愛犬の体調変化や栄養の偏りに注意してください。
野菜を犬に与える際の注意点や工夫を知っておくと、愛犬の健康をより効果的にサポートすることができるでしょう。
この野菜、犬に与えてOK?NG?犬が食べてもいい・食べてはいけない野菜
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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