犬と一緒に暮らしていると、ある程度の留守番はつきものです。愛犬を留守番させてしまうことに、罪悪感を覚える飼い主さんもいるかもしれませんが、しっかりと対策を取ってあげれば大丈夫! ここでは、留守番時間の長さ別に、飼い主さんが取るべき対策をご紹介します。
「30分~1時間」程度の留守番の場合
「少しの間だから大丈夫」などと、何も対策をせずに出かけてしまうと、犬が人の食べ物を食べたり、物を壊したりするなど、トラブルが起きることがあります。たとえ短時間の留守番でも、しっかりと対策をしましょう!
「クレート」を活用しよう!
犬が誤飲やイタズラなどをしないよう、短時間の留守番の場合はクレートに入れておきましょう。犬は狭い空間の方が安心できる性質ですので、クレートに布などをかけてあげることで、より安心して落ち着いて過ごせるかもしれません。
犬がクレートを警戒している場合は、数日~1週間ほど、クレートの近くでフードを与えるなどして、慣らしてあげてください。
「2時間~7時間」程度の留守番の場合
留守番時間が2時間以上になる場合、留守番に慣れていない犬だと、不安を感じて粗相やイタズラをしてしまうことも。また、広い部屋でフリーにして留守番させると、部屋全体を“縄張り”だと思い、吠えたりウロウロしたりして警戒することがあります。
クレート+サークルの中で留守番を
成犬であれば、7時間程度は排出しなくても大丈夫ですが、トイレトレーニング中の場合は、粗相の心配があります。
そこで、トイレシーツを敷いたサークルとクレートをひもなどで固定したものを用意し、その中で留守番させましょう。
なお、クレートには給水機をつけておくと安心です。
「8時間」以上の留守番の場合
8時間以上の留守番の場合は、犬が起きて過ごす時間も長くなるため、さまざまな工夫が必要になります。
安全に過ごせる広めのスペースを確保!
長時間の留守番のときは広めのスペースを用意し、イタズラしそうな場所や危険な物がある場所には、しっかりと柵をしておきましょう。
また、複数回の排泄に備えて、トイレは大きめのものを用意するほか、新鮮な飲み水や寝床となるクレートなども用意してあげてください。
留守番時間の長さに関わらずやっておきたいことも
犬が留守中に過ごす部屋は、留守番時間の長さに関わらず、空調管理をしっかりと行ってください。
たとえば、暑い日は冷房をかけたまま出かける、直射日光が当たらない日陰にクレートを置くなど、クレートの中が蒸れないように対策してあげるとよいでしょう。
また、さみしがり屋の犬の場合は、出かける気配を見せないように外出したり、飼い主さんのニオイがついたタオルをクレートに入れたりするなどの工夫も大切です。
ぜひ参考にしてくださいね!
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【専門家監修】愛犬を不安にさせない、ストレスフリーな留守番方法!』
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。