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原因不明の激しい下痢が、1日何度も続く。元警察犬を襲った難病の正体とは?

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この特集では、難病や障がいをもった愛犬とその飼い主さんの、闘病や暮らしの様子をレポートします。今回ご紹介するのは、リンパ球形質細胞性腸炎という難病にかかったジェシカちゃんと、そのご家族である田中さんご一家。リンパ球形質細胞性腸炎は、慢性的な下痢や体重減少を引き起こす病気。長く原因不明の下痢が続き、最近ようやく病名が判明しました。

警察犬として育てられたジェシカちゃん


「警察犬を預かってもらえませんか?」

警察犬訓練士でもある犬のトレーナーさんから2頭目の犬をすすめられたのが、田中由江さんがジェシカちゃんを迎えるきっかけでした。母の美智子さん、叔母の直美さん、愛犬の大豆くんと現在の一戸建て住宅にいっしょに住むようになって約1年。大豆くんもしつけ教室通いを経て、ようやく家族に慣れてきたところでした。
「大豆がほかの犬といっしょに遊んだりしている様子を見ていると、仲間が必要かなと思っていました。また、母が幼少時代にいっしょに暮らしていたのがやはりジャーマン・シェパード・ドッグ。なんとなく縁を感じて、迎え入れることを決めました」
と由江さんは言います。こうして長崎県佐世保市の警察犬訓練所で約2年間過ごしてきたジェシカちゃんは、田中さん家で暮らしながら、ときどき警察犬としての訓練や警察の広報活動などに参加するという新生活に入りました。一般の家庭で暮らすのが初めてのジェシカちゃんにとって、ハウスやトイレ、散歩など一からのしつけは新しい体験の連続でした。

避妊手術を境に下痢が始まった

そんなジェシカちゃんに異変が生じたのは、ジェシカちゃんを迎え入れて2カ月後の2016年7月。避妊手術をしたときを境に、下痢をすることが増えてきました。「ジャーマン・シェパード・ドッグは下痢しやすいから、そういうときはまず絶食させると聞いていたので、1~2日絶食させて対処しました」と由江さん。しかし、絶食を終えて、通常の食事に戻し、しばらくすると再び下痢に。
「避妊手術をして体質が変わったせい?」「環境が変わったことから来るストレスのせい?」などさまざまな思いが由江さんの頭によぎりましたが、動物病院で血液検査をしても、はっきりとした原因はわかりませんでした。

ひどいときは下痢が1日に5~6回

ジェシカちゃんの下痢が始まると、その回数は1日に3回、ひどいときは5~6回になることもありました。また、1日ではおさまらず、週のうち2~3日は下痢が続くなど頻度も増していきました。
「下痢をするたびに受診するので、2017年は毎週動物病院へ行き、血液検査をし、薬をもらう日々でした」と由江さんは振り返ります。

トイレスペースは三方にトイレシーツを貼って

下痢をするとトイレの処理もひと仕事です。大型犬なだけに便の量も多く、トイレへ行くのが間に合わずにハウスの中や床にそそうをしてしまうこともありました。ひどいときは水のような下痢をするので、トイレはケージ内に置き、三方にもトイレシーツを貼って、便が飛び散ってもいいようにしています。

下痢が続くということは、食べたものを充分に吸収できないことを意味します。こうしてジェシカちゃんの体重はどんどん減っていきました……。

次回は、数回の検査を経て病気の原因を究明するまでの様子をご紹介します。

出典/「いぬのきもち」2019年9月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
写真/尾﨑たまき
文/犬神マツコ

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