1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 飼い方
  4. 犬にキウイはNG?キウイに期待できる効果や、ヒトと異なる与える時の注意点など

犬と暮らす

UP DATE

犬にキウイはNG?キウイに期待できる効果や、ヒトと異なる与える時の注意点など

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

犬にキウイを食べさせるのはNGなのでしょうか?
キウイは基本的には犬が食べても大丈夫なフルーツです。「ビタミン」や「カリウム」などがたっぷり含まれているキウイは、飼い主さんと一緒に楽しめるフルーツの一つ。
ただし、犬にとって量によっては健康を害する栄養素もあるので、与える際には注意が必要です。

この記事では、愛犬におすすめのキウイのあげ方やキウイアレルギーの症状、飼い主と一緒に食べられるキウイのレシピなどを紹介します。

この記事の監修

佐野 忠士 先生

 獣医師
 酪農学園大学獣医学群獣医保健看護学類准教授
 酪農学園大学附属動物医療センター 集中治療科診療科長

 日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学)卒業
 東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻博士課程修了
 北里大学獣医畜産学部および同大学獣医学部勤務
 日本大学生物資源科学部獣医学科勤務

●資格:獣医師/博士(獣医学)/世界的獣医心肺蘇生ガイドラインインストラクター(RECOVER インストラクター)/CCRP

●所属:日本獣医麻酔外科学会日本獣医学会日本獣医師会日本動物リハビリテーション学会動物臨床医学研究所日本麻酔科学会日本臨床モニター学会

●主な診療科目:麻酔科/集中治療科

●書籍:『asBOOKS チームで取り組む獣医師動物看護師のためのICU管理超入門』『as BOOKS チームで取り組む獣医師・動物看護師のための輸液超入門』『動物看護師のための麻酔超入門・改訂版』 など多数

続きを読む

キウイの栄養素

全体のキウイ フルーツと白半分キウイ フルーツ
Roman Samokhin/gettyimages

キウイには、タンパク質を分解して消化吸収を助けることが期待される「消化酵素アクチニジン」や、抗酸化作用のある「ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE」などが含まれているのが特徴です。

果肉が緑色のグリーンキウイには目の働きを助けるβカロテンが多く含まれ、果肉が黄色のゴールデンキウイにはビタミンCが多く含まれています。

ちなみに、ヒトの場合、消化酵素アクチニジンの効果を最大限に高めたい時は、食事中もしくは食事のあとにキウイを食べるのがおすすめ。食後のデザートにフルーツが出るのは、そういった意味でも理に適っているんですね。

与えすぎは肥満の原因に

キウイは100gあたり約53kcalと糖分が非常に高く、高カロリーなフルーツです。愛犬にキウイを与えすぎると肥満の原因になってしまいますので注意が必要です。

夏バテで食欲が落ちたときに与えたり、おやつとして少量与えるなどにとどめましょう。

高カリウム血症に注意

キウイはカリウムの含有量が非常に高いことでも知られています。健康な犬ならカリウムの利尿作用で体内の余分な塩分を排出してくれるなど、メリットが多いでしょう。

しかし、腎臓が弱い犬がキウイを食べた場合、カリウムの過剰摂取により「高カリウム血症」になってしまうことがあります。

高カリウム血症の主な症状としては
・四肢のしびれ
・筋力低下
・吐き気
・脈拍の異常(不整脈・頻脈)
などがあり、最悪の場合は死に至るケースもあります。

愛犬の腎臓が弱い場合は、できるだけキウイは与えないほうがよいでしょう。

シュウ酸カルシウム結晶が出来やすい犬は注意

過去にシュウ酸カルシウム結晶をつくった病歴のある犬にキウイは避けたほうが賢明です。

キウイには、尿路結石の原因のひとつとされるシュウ酸が多く含まれており、発病や病状悪化のおそれがあります。

犬がキウイを食べた時の症状とは?

カニーンヘン・ダックスフンドのきなこちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬がキウイを食べた時に起こる症状には、どのようなものがあるのでしょうか?

「アレルギー症状」「消化不良」「尿路結石」という主な3症状にわけて解説します。

愛犬が持病を持っている場合や、キウイをはじめて食べさせる飼い主さんは必見です。

犬がキウイを食べた時の症状1:アレルギー症状

人間に食品アレルギーがあるように、犬にも食品アレルギーがあるのをご存じですか?

犬はまれに、キウイにアレルギー反応を示すことがあります。キウイアレルギーの症状は犬によって様々。身体にかゆみなどが起こる軽症のものから、下痢や呼吸困難を起こす重症のアナフィラキシーショックまであります。

特に、カバノキとニンジンに対してアレルギーを持っている犬はキウイにもアレルギー症状が出る可能性があるため、よく注意して与えるようにしてください。

犬がキウイを食べた時の症状3:尿路結石

意外なところでは、尿路結石にも注意が必要です。

過去にシュウ酸カルシウム結晶を作ったことがある犬やシュウ酸カルシウム結晶が出来やすい犬は、キウイに含まれているシュウ酸で尿路結石になってしまうことがあります。

愛犬が上記の持病を持っている場合は、キウイを与えないことをおすすめします。

もしキウイを食べた愛犬に異変を感じたら

もし、キウイを食べた愛犬に上記のような症状が現れた場合、必要に応じてかかりつけの動物病院で診察を受けましょう。また、もしものケースに備えて、深夜でも診察を受けてくれる動物病院も確認しておくことをおすすめします。

犬におすすめのキウイのあげ方

マルチーズのあらしちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬にも飼い主にも嬉しい効果がたくさんのキウイ。ここからは、犬におすすめのキウイのあげ方を解説します。飼い主と一緒に食べられるおすすめのレシピも紹介します。

細かくカットしてあたえましょう

キウイをあげる際には、細かくカットしてあげることを忘れずに!

特にチワワなど小型犬の場合はしっかり咀嚼できずに丸呑みしてしまい、キウイの塊を喉に詰まらせてしまうケースも報告されています。人間の基準のカットではなく、みじん切りや薄いスライス状にしたキウイを与えることをおすすめします。

必ず、キウイは愛犬のサイズに合わせた大きさにカットしてあげましょう。

キウイはおやつの量にとどめて

キウイをあげる量は、おやつと同じくらいにとどめましょう。

体重3kgの小型犬の場合、厚さ1cmの輪切りにしたキウイ1枚(約22g)が目安です。

キウイの主成分は食物繊維です。そのため、大量に摂取してしまうと消化不良を起こし、下痢の原因になってしまいます。

また、キウイの食べすぎでドッグフードを食べられなくなってしまうと本末転倒です。あくまでフルーツだということを忘れずに、愛犬を甘やかしすぎないよう気を付けましょう。

消化が悪い皮は必ず取り除きましょう

愛犬にキウイをあげる場合、皮と種には気を付けましょう。キウイの皮は消化しづらいため、誤飲してしまうと下痢や嘔吐をする可能性があります。できれば種も取り除いてあげることをおすすめします。

キウイは栄養満点なフルーツ!でも食べ過ぎには注意

粒々とした食感が独特なフルーツ、キウイ。好きな飼い主さんも多い人気の高いフルーツです。愛犬におすすめのキウイのあげ方や、キウイの与えすぎが原因で起こるかもしれない犬の病気を解説します。
キウイは犬も食べられるフルーツですが、食べ過ぎると肥満や尿路結石の原因などになる可能性があります。あくまでキウイはおやつだということを忘れずに、ドッグフード中心の食生活を心がけましょう。

監修/佐野忠士先生(酪農学園大学獣医学群獣医保健看護学類准教授)
文/BE
※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る