1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 犬が食べると危険な食べ物
  5. 獣医師監修|犬に与えていい果物・ダメな果物とは? 与える際の注意点も解説

犬と暮らす

UP DATE

獣医師監修|犬に与えていい果物・ダメな果物とは? 与える際の注意点も解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

犬に与えてもいい果物と与えてはいけない果物があることをご存じですか? 人にとって健康にいいとされている果物でも、犬にとっては命の危険が潜んでいることもあります。そこで今回は、犬に与えてもいい果物とダメな果物をそれぞれご紹介します。

犬に与えていい果物・ダメな果物

まずは、犬に与えていい果物・ダメな果物一覧をチェックしていきましょう。

いぬに与えていい果物・ダメな果物リスト

犬に与えていい果物いちご りんご バナナ キウイ パイナップル メロン みかん オレンジ スイカ 柿 梨 アセロラ クランベリー ブルーベリー カムカム クコの実 アサイー ブラックベリー カシス  さくらんぼ 栗 桃 マンゴー ライチ など
犬に与えてはいけない果物ブドウ イチジク ドライフルーツ レモンやグレープフルーツなど皮をむかない柑橘類 プルーン など

※量や与え方など詳細は下記へ
※記載した分量は、ドライフードを主食としている体重5kgの健康な成犬を基準とした、上限量の目安です。

犬に与えていい果物

いちご

いちごはストレスの軽減を見込めるビタミンCが、レモン果汁を上回るほど豊富に含まれた果物です。カロリーも低いので、ダイエット中のおやつにもおすすめです。犬に1日に与える量の目安は、ヘタを取った生のいちご20g程度です。

りんご

りんごに多く含まれるペクチンは、腸内環境を整え便通をサポートする効果があります。低カロリーなので、減量中のおやつにもぴったりです。犬に与える際は、有機りんご以外は皮をむき、芯と種を取り除いて小さくカットしてください。1日に与える目安量は20gです。

バナナ

バナナはエネルギー補給にもなる果物です。バナナに多く含まれるカリウムには、細胞を活性させて筋肉の収縮や、腸の運動を助ける整腸作用が期待できるので、愛犬が便秘気味のときに与えるとよいでしょう。1日に与える量の目安は、皮と表面の筋を取った生のバナナ20g程度です。

キウイ

キウイには、たんぱく質分解酵素が含まれていて、肉の消化を助け腸内環境を整える効果があります。ただし、食物繊維が多いため、与えすぎは下痢の原因になるので気をつけましょう。また、種は消化されにくいので、取り除いたほうが安心です。1日に与える量は、皮をむいた生の状態で10g程度が目安です。

パイナップル

パイナップルは、脂質をエネルギーに分解するビタミンB2、疲労を解消するクエン酸を含みます。しかし、食物繊維の含有量が多いので、与えすぎは軟便や下痢につながります。犬に与える1日の目安量は、皮をむいた生のパイナップルを小さくカットしたもので、15g程度です。缶詰やドライ製品のパイナップルは砂糖を含むので与えないようにしましょう。

メロン

メロンは水分と糖分を多く含むため、食欲がないときにおすすめの果物です。特に赤肉メロンが多く含むβ-カロテンは、体の抵抗力をサポートします。生のまま、皮をむいて与えてください。消化しにくい種は取り除いたほうがいいでしょう。犬に与えていい量は1日20g程度です。

みかん・オレンジ

みかんやオレンジは手軽に水分補給ができる果物です。しかし、与えすぎは嘔吐や軟便、下痢の原因になります。柑橘系の果物は、茎、葉、外皮に中毒性物質を含むものがあるので、生のまま、房の薄皮や筋は取り除いた果実部分だけ与えましょう。犬に与えていい量は1日15g程度です。

スイカ

スイカはカリウムが豊富で利尿作用もあり、90%が水分の低カロリーの果物なので、夏バテ解消にも効果的です。皮や種は丁寧に取り除いて、生の状態で与えましょう。水分が多いので他の果物に比べて多めに与えてもOK。犬に与える量の目安は1日30g程度です。

柿は細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用のあるβ-カロテンとビタミンCを豊富に含んでいます。食物繊維が多く含まれるため、与える際は皮をむき、種は誤飲がないように取り除き、小さくカットして与えましょう。柿は生で食べられますが、熟していない硬い柿や渋柿はNGです。犬に与えていい量は1日15g程度です。

梨の成分は、90%が水分で適度な甘さもあるため、空気が乾燥する秋に適したおやつです。ただし、体を冷やすため、食べすぎると軟便になるおそれも。最初は少しずつ与えて、便の調子を確認してください。犬に与える量は1日20gが目安。生の状態で小さくカットし、皮、芯、種は取り除きましょう。

アセロラ

アセロラは暑い国で育つ果物なので、紫外線から身を守ることができるビタミンCやβ-カロテンが豊富に含まれています。これらの成分は免疫力を高めたり、感染症を予防したり、体調の回復を早めたりする効果が期待できます。ヘタを除いた生のアセロラ1日1粒までが、犬に与える目安量です。

クランベリー

クランベリーは、フラボノイドやプロアントシアニジンといったポリフェノールや、ビタミンCが多く含まれている果物で、犬の尿路感染症や歯周疾患の予防効果に期待が寄せられています。犬に与えるときはヘタや種をしっかり取り除き、生の状態で1日1~2粒までを目安としましょう。

ブルーベリー

ブルーベリーには、抗酸化作用のあるビタミンC・E・β-カロテンが含まれています。ちなみに、人の目にいいといわれるアントシアニンも含まれていますが、犬の効果についてはまだわかっていません。犬に与える量は、皮はむかずに生の状態で1日に10g程度です。食物繊維が多いので、与えすぎに注意しましょう。

カムカム

カムカムにはビタミンCが豊富に含まれていて、酸味の強い果物です。ビタミンCはレモンの60倍、クエン酸やビタミンB群、ミネラルなども豊富で、人にとっては、アンチエイジング効果があるスーパーフードとして注目されています。酸味が強いので好みがありますが、もし愛犬が食べるなら、種を取り除いた上で1~2粒程度を与えてください。

クコの実

クコの実は、昔から漢方薬として使われています。カロテンやビタミンAを豊富に含むため、粘膜を保護する働きや、被毛や爪を強くする効果が期待できます。犬に与える場合は1日3~4粒までを目安に、種を取り除いてあげましょう。

アサイー

アサイーは、ポリフェノールがブルーベリーの18倍も含まれる栄養価の高い果物です。その反面、食物繊維も多く含まれているため、与えすぎると下痢を起こすこともあります。1日1粒程度、様子をみながら少量ずつ与えましょう。

ブラックベリー

ブラックベリーは、ビタミンやアントシアニン色素などのポリフェノールを多く含みます。人には血液をサラサラにする効果があると期待されていますが、食物繊維も多く含んでいるので、犬に多く与えると下痢を引き起こすことも。与える場合は1日1粒程度とし、おなかの調子を見ながら与えるといいでしょう。

カシス

カシスは、アントシアニン、ビタミンA・C・Eの抗酸化成分を豊富に含みます。人の場合は動脈硬化の予防や、視力の改善、アンチエイジングなどに効果的とされています。食物繊維を多く含むため、1日1粒を目安に、与えすぎには十分注意しましょう。

さくらんぼ

さくらんぼを犬に与えるときは皮ごとに与えてもOKですが、水洗いを行い、一口大に切った果肉のみを与えましょう。さくらんぼの葉や茎、種は、犬にとって中毒性があり有害です。さくらんぼ狩りを愛犬と一緒に楽しむ際は、落ちている種を含むさくらんぼの実を大量に誤飲しないように注意してください。1日に与える量は15g程度です。

栗はでんぷんやビタミンを含み、秋のエネルギー補給に適した旬の味覚です。加熱し、渋皮を取り除いて、細かくしたものを1個程度なら、犬に与えても影響はありません。

桃は果肉に水分がたっぷり含まれていて、整腸作用のあるペクチンも豊富な果物です。しかし、桃の葉や茎、種は犬の中毒性が報告されていて、特に種には有毒のシアン化合物が含まれるので、誤食には注意が必要です。中毒を防ぐため、毒性のある種と皮は必ず取り除いて犬に与えてください。1日に与える目安量は20gです。

マンゴー

マンゴーは体を冷やす働きや、細胞の老化を防ぐ働きなどがあります。マンゴーを大量に食べたり、アレルギーがあったりする場合は、体をかゆがることがあるので、初めて与える際には気をつけましょう。犬に与えていい量は1日15g程度です。

ライチ

ライチには抵抗力を高めるビタミンCのほかに、赤血球の合成にかかわる葉酸も含まれています。ただし、ライチは普段食べ慣れない果物のため、消化不良を起こすこともあるので注意が必要です。もし犬にライチを与えるのなら、皮と種と薄皮は取り除き、生の状態で1日15gの量を目安にしましょう。

犬に与えてはいけない果物

犬が食べてはいけない食品には、チョコレートやねぎ類、キシリトールの入ったもの、アルコールなどがありますが、果物の中にも犬に与えると危険なものがあります。

ブドウ

ブドウを犬に与えたことが原因で、嘔吐や下痢、急性の腎障害を引き起こした中毒報告があります。干しブドウは、生のぶどう以上に危険です。絶対に与えないようにしてください。

イチジク

イチジクは、皮や葉、果肉に中毒性のある成分を含んでいます。口内の炎症や嘔吐の原因になるので、与えないようにしましょう。

ドライフルーツ

ドライフルーツには多様なフルーツが混ざっている場合が多いため、犬が中毒を起こすフルーツが含まれている可能性もあります。さらに、ドライフルーツは糖分が高く、食物繊維も多いため、軟便や下痢の原因になることも。犬には与えないでください。

レモンやグレープフルーツなど皮をむかない柑橘類

レモンやグレープフルーツといった柑橘類の外皮部分には、嘔吐や下痢の原因になる中毒成分が含まれています。皮をむかずに包丁で切って食べるフルーツは、与えないようにしましょう。

プルーン

プルーンの葉や種、茎を食べたことで、呼吸困難やショック症状を起こすことが報告されています。プルーンの毒性は乾燥する過程でより強くなるため、プルーンのドライフルーツは特に危険です。生でも乾燥状態でも、犬には与えないようにしましょう。

犬に果物を与える際の注意点

初めて与える果物は少量からスタート

犬に果物を与えるときに気をつけることは、初めて食べさせる際には少量から愛犬に与えることとです。犬が食べられる果物であったとしても、犬によってはアレルギーや下痢、嘔吐、発疹を引き起こすことがあるので注意しましょう。もし初めての果物を与えた後に、愛犬にいつもと違う様子がみられたら、動物病院を受診してください。

中毒を起こす可能性がある部分は取り除く

中毒を起こす可能性のある部分は、必ず取り除きましょう。皮、種、芯、茎は取り除くのが基本です。

子犬に果物を与えるときはごく少量をすりおろして

どうしても子犬に果物を与えたい場合は、ごく少量をすりおろしてあげましょう。そのまま与えるよりも、消化に負担がかかりません。ただし、下痢やアレルギーなどの体調不良を防ぐためにも、子犬に無理に果物を食べさせるのはやめましょう。

なお、腎臓病、糖尿病、癌などの持病があるなど、何らかの食事制限のある犬や、投薬治療を行っている犬の場合は、事前にかかりつけの獣医師に確認してから、果物を与えるようにしてください。

犬に果物を与える際は量を守って

犬に与えられる果物でも、与える量を誤れば体調不良につながります。そのため、あくまで「与える場合は少量」ということを頭に入れておいてください。愛犬に果物を与える際は、与えられるかどうかを調べるのはもちろん、与え方や量などをきちんと確認することが大切です。

今回ご紹介しきれなった果物については、以下もあわせて参考にしてみてくださいね。

いぬのきもちWEB MAGAZINE「犬が食べると危険な食べ物」

監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/maki

CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る