犬と暮らす
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お手入れが必要な犬の肛門腺 「絞ってあげる」…ってどうしたらいいの?
犬を飼っているみなさんなら、「肛門腺(こうもんせん)」という言葉を聞いたことがあると思います。
今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、 飼い主さん400名に「犬の『肛門腺』が何かを知っているか」どうか、アンケート調査を実施してみることに。
Q1.犬の「肛門腺」が何かを知ってる?

その結果、飼い主さんの約7割が、犬の肛門腺が何かを知っていると回答。多くの飼い主さんは知っているようですが、約3割の飼い主さんがよく知らないということも判明しました。
犬の「肛門腺」とは
肛門腺とは、犬の肛門の両脇にある分泌腺のこと。ここからニオイの強い分泌物が出ます。大型犬の場合は排泄時に一緒に出やすいのですが、小型犬や中型犬の場合は自然には出にくいため、定期的にお手入れをする必要があるのです。
肛門腺のお手入れをしないとリスクも…
お手入れをせずに肛門腺に分泌物が溜まりすぎてしまうと、肛門が炎症を起こす「肛門腺炎」や、肛門腺が化膿して「自潰(じかい)」してしまう恐れが…。
犬は肛門腺に違和感があると、お尻を床にこすり付けるしぐさをすることがあるので、このようなサインが見られたら絞ってあげるようにしましょう。
Q2.犬の「肛門腺」を自分でお手入れしたことがある?

また、飼い主さんたちには、「犬の『肛門腺』を自分でお手入れしたことがあるか」というアンケート調査も実施してみました。
その結果、飼い主さんの約3割が、自分で愛犬の肛門腺をお手入れしたことがあるようです。多くの飼い主さんは、動物病院やトリミングサロンなどでお手入れをしてもらっているのかもしれませんね。
そこで、自分でやったことがあると答えた飼い主さんたちに、「実際にお手入れをしてみたとき」について聞いてみることに。飼い主さんたちから寄せられた声の一部を紹介します!
実際に、肛門腺のお手入れをしてみて…

- 「黒っぽい汁が出てきて非常に臭い」
- 「病院で絞ってもらうほど出なかった」
- 「絞るのが難しい!臭い!」
- 「先住犬はおならをする頻度が多いときが手入れのタイミングだったので、絞ると汚れが出て飼い主のほうが気持ちがよかった。今の犬は絞っても全然出ないので、先住犬を15年毎月手入れしていたのに、同じ犬種でも個体差があって難しいなと感じます」
- 「初めはなかなかできず大変でした。病院の先生やトリマーさんにコツを教えていただいたり、本や動画を見たりしながら徐々にできるようになり、今はシャンプーの度にできるようになりました。慣れるとそう難しくないかも」

- 「勢いがすごくて驚いた」
- 「ちゃんと絞りきれているか疑問なときがあります」
- 「すごく嫌がられてやりにくかった」
- 「ぜんぜん絞ることができず諦めた」
- 「愛犬が小さく、まったく出てこなかったので、とても難しく感じた」
- 「初めてのときはなかなか思いきりできず、怖々やってたので出てこなかったと思います。今は慣れたので出てくると、こっちもスッキリです」
動物病院などでアドバイスをしてもらい、コツをつかんで自分でできるようになったという方もいれば、なかなかうまくできずに苦戦している方もいるようですね。
肛門腺の正しい絞り方

難しいと感じている方も多い犬の肛門腺のお手入れ。ここからは、自宅で行う「正しい肛門腺絞り」の方法について紹介します!
① 片手でしっぽを優しく持ち上げて、もう片方の手で絞るのが基本。
② 肛門を時計に見立て、だいたい7時と5時の位置から人差し指と親指を使って、「きゅっ」と犬の頭側に押し上げるように絞る。
分泌物には個体差があります。液状だと、絞り出した勢いで部屋や愛犬のお尻が汚れてしまうことがあるので注意しましょう。この場合、お風呂場でシャンプーをする前に一緒にお手入れすると、後片づけも楽になるのでおすすめです。
犬の肛門腺のお手入れの頻度の目安は…
肛門腺のお手入れの頻度は、1カ月に1回程度が目安です。ただし、分泌物が溜まりやすいコもいるので、愛犬の様子を見て1週間〜10日に1回程度の頻度で行うようにしてくださいね。
肛門腺絞りの注意点

犬の肛門腺絞りをするときは、以下のような点に注意して実践してみてください。
①爪を立てるのはNG!
肛門腺絞りのときに爪を立ててしまうと、愛犬が痛がるだけではなく、肛門周りの皮膚を傷つけてしまうことも。指の腹を使って優しくするように心がけましょう。
②何度も繰り返すと炎症を起こすことが…!
肛門腺絞りのお手入れは、愛犬が嫌がらないように手早くやるのが鉄則。できないからといって何度も繰り返し行ってしまうと、肛門周りの皮膚が炎症を起こしてしまうことも…。うまくできない場合は日を改めるか、プロに任せるようにしましょう。

愛犬の健康のためにも、定期的に行いたい肛門腺絞り。もし自分で肛門腺絞りをするのに不安があれば、動物病院やトリミングサロンなどでお手入れをお願いするようにしてくださいね!
『いぬのきもちWEB MAGAZINEアンケート 犬の生態に関するアンケートvol.01』
参考/「いぬのきもち」16年2月号『ポイントを抑えて愛犬の健康維持に役立てよう!病気・ケガから守るお手入れ厳選10』(フジタ動物病院院長 藤田桂一先生、獣医師 小倉啓介先生、動物美容師 林みゆき先生)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/雨宮カイ
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